経営方針にSDGsを取り入れるってどういうことか考察してみた
こんにちは!energy closetの沙友里です。
2024年初投稿!今年もどうぞよろしくお願いします!
今回のテーマは、
「経営方針にSDGsを取り入れるってどういうことか」
2023年秋、私が代表を務めるenergy closetは、アトリエを持つ千葉県市原市の「SDGsアワード」のファイナリストに選んでいただき、入賞しました!
そのアワードでの資料をつくるためにあらためてSDGsの勉強をしたり、アワードの参加者と対話したり、さらに地球で生きる私たちが抱えている問題や、今の経済圏の現状を知る機会になり、その時に考えていたことをシェアしてみようと思います。
*イチ経営者としての一つの意見であり、情報については様々な文献を参考にしていますが、偏りがある可能性があることをご了承ください。
最先端といわれる市原市での入賞
SDGsという言葉自体は世の中に浸透してきている反面、それに合ったアクションは日本は世界でもまだまだ遅れていると言っても過言ではないと思っています。
そんな日本で、今一番最先端にSDGsに取り組めていると言われている千葉県市原市。
実は「SDGsアワード」ってありそうで国内でも事例がまだ少ないそうです。
市原市役所の方々も、参加している私たち事業者も、とまどいながら、勉強しながらの開催でしたが、結果、事業者・行政共に未来に希望を抱けるとても有意義なものだったの同時に、貴重な機会に参加させていただき、応援してくださった皆様のおかげで入賞できたことを誇りに思います。
今のSDGsが目指している世界とは…
SDGsという言葉ができ、世界で取り組みが進んでいく中で、SDGsにも段階があり、1.0、2.0…という段階を得て、今は4.0と言われているそうです。
その4.0が目指す世界は
「誰1人取り残さない」
leave no one behind
どんなマイノリティーを持っていても、どんな属性であっても豊かに自由に暮らせる世界。地球という大きなフィールドの中で、国や政治、経済圏、人間と他の生態系がある。その中に含まれる”誰も”見捨てない。
当たり前のようにも聞こえるけど、これってすごく高度なことを言っていませんか。。
アワードの中で、この言葉を聞いた時、
この言葉に向かって、集まっていた事業者、市民や遠方から来てくれていた方、運営してくれていた行政の方みんなが一致団結しようとしているんだって思ったら、本当にすごいことだなと思って、心がぎゅっとなったのを覚えています。
SDGsには「17の目標」という、具体的にどんなことを指標にしていくのかを示していくれているものがあります。
見たことある人も多いのかなと思いますが、なんだかすごく壮大なことが書かれています…
今私たちは、すごく高度で大きな目標を叶えようとしているからこそ、この問題をどう捉えてアクションにするかがすごく大切だと思っています。
SDGsな経営って?
経営をするとき、商品をつくるとき、SDGsなものにしましょう!と言われても、
たとえば、五体不満足なひとも使えるように…ジェンダーの壁を作らないように…言語の壁を作らないように…地球環境のことも考えて…従業員の精神衛生も考えて…世界の貧しい人たちも救えるように…
なんて、普通に難しすぎません?
そしてこんな大きな目標を伝えられると、どうにか世界の困っている人の役に立たないと!!と大きな目標に向かってアクションしようとしてしまう人も多いのではないかなと思います。
私もなんだかすごく壮大なことを言うように、ここまで話してきてしまいましたが、
実はすごくシンプルなことなんじゃないかなって思っています。
17の目標の中で、わたしがいいなと思う目標は
「つくる責任つかう責任」
です。これだけでいいのではないかと思うくらい。
自分が持っている、自分が手にする目の前のもの・ひとに
自分が生み出す商品に
しっかり責任をとること
自分がお金を払うと言うことはその事業者を応援していることになるし、その商品を使うことになる。
だから自分が応援したいと思う事業者のものを買う。そして使わなくなること・いつか手放すことも考える。
自分がなにかものやサービスなどの商品を生み出す時には、それを受け取った人が幸せになるのか、それをつくるためにうごてくれる人たちがより豊かになるのか。しっかり考える。
みんなでこの少しの気遣いをしたら18の目標なんていらなくりそうな気がします。
私が証明できたこと
今回、energy closetがSDGsアワードに入賞したことは
「つくる責任つかう責任」だけでいい。それを一つ証明できたのではないかなと思っています。
私がenergy closet を立ち上げた時には、私はもちろんSDGsなんていう言葉は知らなかったし、こんなにも世界に普及する考え方だとは思っていませんでした。
そんな私が、ただ服が好きすぎて、服のことを考えて、私のブランドに来てくれる人の豊かさだけを考えて起業し、ここまでやってきた結果、気づいたらSDGsアワードに入賞していたからです。
経費で買うものもしっかり選ぶから、結果コストダウンにもなり経営がうまくいくし、
お客様のことも最後までしっかり考えるからリピート率があがる。
それが環境や生産者への配慮になり、SDGsな経営と呼ばれるようになったのではと思っています。
もちろん、「環境配慮」という言葉は経営方針の中で大切にしてきたキーワードではありますが、それは、なにかを作る上での最低限の責任だと思っていたからです。
だから、ごちゃごちゃ世間体とか社会問題とか考えずに、もっとシンプルに目の前のことを考えられる人が増えたらいいなって思っています。
最後にちょっと余談ですが、
「優しい気持ちになると、交通事故が減る」というデータがあるのをご存知ですか?
道沿いの壁やトラックの壁面などに、子供の描いた絵などがあると、だれもが少し「ほっこり優しい気持ち」になり、その地域や道では交通事故がちゃんと減っているらしいです。
ね、めっちゃシンプルでしょ?
今回はここまで!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
私は”服を売らない”アパレルブランド” energy closet(エナクロ)の創立をし、エシカルファッションを軸にお洋服の循環を表現するブランドとして現在も代表を勤めています。
このトピックスでは、
◎”服を売らない”ことで見えてきたお洋服の可能性
◎「好きなことをして生きる」ことの息苦しさと楽しさ
◎循環を大切にすると見えてくるもの
について、社会の中で感じた違和感から想いを綴ります。
できるだけ等身大な言葉で私が考えたことを書いてみるので、自由に受け取ってみてくださると嬉しいです。
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沙友里
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