新しい健康社会の実現に向けた「アクションプラン2023」

2023年7月29日
全体に公開

経済産業省は2023年7月25日、「第4回 健康・医療新産業協議」を開催し、新しい健康社会の実現に向けた「アクションプラン2023」(案)」を公表しました。

「新しい健康社会の実現」に向けてのミッションとして、「国民の健康増進」「持続可能な社会保障制度構築への貢献」「経済成長」の同時実現に向けて、ヘルスケアにおける国内外の需要を喚起し、新たな投資を促す好循環を目指しています。

本アクションプランは、予防と健康増進への投資、これらの領域での信頼性の確保、デジタルヘルスの推進、イノベーションエコシステムの強化、そして介護分野の課題への対応の5つを柱としています。

1. 予防・健康づくりへの投資促進
2. 予防・健康づくりの信頼性確保
3. デジタルヘルスの推進
4. イノベーション・エコシステムの強化
5. 介護領域における課題への対応

予防・健康づくりへの投資促進

本アクションプランは、健康寿命の延伸とQOL(Quality of Life)の向上を目指して、予防と健康増進への投資を重視しています。疾病の発生を防ぐだけでなく、一人ひとりが健康で充実した生活を送ることができる社会を実現するための重要なステップと位置づけています。

予防・健康づくりの信頼性確保

健康情報の信頼性は、市民が自身の健康管理を適切に行うために不可欠です。デジタル化が進む中で、健康情報の信頼性を確保するための取り組みが求められるとしています。

デジタルヘルスの推進

デジタルヘルスは、ICTを活用して健康管理や医療サービスを提供する新たな領域です。デジタルヘルスの推進を通じて、より効率的で質の高い医療サービスの提供を目指しています。

イノベーションエコシステムの強化

イノベーションエコシステムの強化は、新たな健康社会の実現に向けての重要な要素です。新技術の開発や新サービスの提供を通じて、健康分野におけるイノベーションを促進することを目指しています。

介護領域における課題への対応

高齢化社会が進む中で、介護分野の課題への取り組みは避けて通れません。本アクションプランでは、介護サービスの質の向上や労働環境の改善など、介護分野の課題解決に向けた具体的なアクションプランを提案しています。

アクションプラン2023」(案)第4回 健康・医療新産業協議 2023.7.25

本アクションプランは、新たな健康社会を実現するための道筋を示しており、その達成に向けた具体的なアクションを提示しています。

これからの社会において、健康は個々の幸せだけでなく、社会全体の持続可能性にも直結しています。そのため、本アクションプランの取り組みは、私たち一人ひとりにとっても、持続的な社会において、非常に重要な位置づけとなるでしょう。

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