「多様性」にムカつくこと
皆さまはじめまして🌷 NewsPicks編集部インターン生の土居萌花です。
前回は、上野くんがZ世代の音楽の楽しみ方を紹介してくれました ♪
音楽は「心の中」に保存される、という未来予測がとても素敵でした。私も、音楽には思い出を吸収するパワーがあると思います!
今回は、「多様性」に関して私が感じることを正直に書いてみたいと思います。
みなさんは「多様性」に対してどんなイメージを持っていますか?
ここ数年、「多様性」という言葉をたくさん見かけるようになりました。
私が一番驚いたのは、見たことないバービーちゃんが登場していたこと。
長髪のケン、義足のバービーなど、多様性を表現した人形は子どもたちからも人気だそうです。
こうした多様化の波を、私たちはどう受け止めれば良いでしょうか?
多様性を批判することは差別?
そもそも、多様性を尊重することの何が大切なのでしょうか。
最近話題になったニュースから、もう少し踏み込んで考えてみたいと思います。
来月日本でも公開される、実写版『リトル・マーメイド』の主人公・アリエル役に、黒人のハリー・ベイリーさんが抜擢されました。
下の動画に写っているのは、その予告を初めて見たときの子どもたちです。
❤️ Yes, representation matters!! ❤️ Watch kids react to Black Ariel!! See the #LittleMermaid trailer for yourself: https://t.co/yXffAl9D7y
— Pee-wee Herman (@peeweeherman) September 14, 2022
(compilation by armlina/TT) pic.twitter.com/7x3bBXDncr
子どもたちは「黒人!」「私と同じ!」と感動している様子。
こういった姿を見ると、「多様性の尊重」の必要性を強く感じます。
正直、私はこの配役が発表された時「なぜわざわざアリエルを黒人が演じるんだろう」とモヤっとしました。
黒人のキャストを起用することで、ディズニーが"多様性アピール"をしているような気がしたからです。
同じように感じた人は少なくなく、#notmyarielというタグや、黒人のアリエルを批判するYouTuberが登場しました。
こういった批判についてみなさんはどう思いますか?
子どもたちの表情を見た後だと、「なんで批判するの?」と思うかもしれません。
実際、黒人のアリエルを批判することはRacism(人種差別主義)として非難されています。
中には本当にRacistの人もいますが、差別の意図がない人であっても、そうした批判に晒されてしまうのです。
「多様性」は強制されている
私はここに多様性の問題があると思います。
つまり、多様性が求められる現代において、「多様性への批判」は許されにくいのです。
現代にはどこか「多様性を受け入れなければいけない」という雰囲気があります。
もし「多様性」に違和感を持ったとしても、社会的規範として受け入れがちです。
正直そんな「多様性」は薄っぺらくて、本質が伴っていないと思います。
確かにマイノリティの問題は根深く、変化を求めるためには「多様性のルール化」が必要だったのかもしれません。
でもそろそろ次のフェーズに行きませんか?
何年言葉だけで「多様性、多様性」言ってるんですか?
批判と向き合うことだって多様性
真に多様な社会を築くためには、今まで見逃されてきた「多様性への批判」に向き合うことが大切だと思います。
そもそも多様性が「違いを認める」ことなら、多様性に対する反対意見だって認めるべきです。
現在の多様性は、「こうあるべき」という答えが決まりすぎているように思います。これでは多様とは言えません。
真の多様性に「こうあるべき」という像はないはずです。
そろそろ「多様性の規範」をぶっ壊して、真の多様性を模索してみませんか?
みなさんは「多様性」にイラっとしたことはありますか?
または、このトピックスを読んでモヤっとしたことはありますか?
ぜひみなさんと議論できると嬉しいです🌸
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