子供に読ませたい気候変動関連の本 勝手にベスト3
日本は先週ゴールデンウィークで、多くの方が連休を楽しまれたのではないでしょうか。こどもの日のお祝いをされた方も多かったのではないでしょうか。シンガポールの我が家はお祝いこそできませんでしたが、本屋さんで好きな本を買って良いよ、という手書きの図書券を渡して、久しぶりに本屋さんにでかけたのでした。
日本の学年で小学校5年生と1年生の子がいる我が家は、2020年コロナで在宅勤務となり、仕事内容が伝わっていったのと、子供達が家にいる時間が長くなったので、中古本をたくさん買うようになりました。その中で長男が選んだ本たちを紹介します。そして私も好きな本です。
1. 『ぽりぶくろ、1まい、すてた』
もういろんなESGとサステナビリティの要素が入りすぎてて大好きな一冊です。意外にも息子も一番好きな一冊だったようです。
作者のミランダ・ポールさんが西アフリカのガンビアという国を訪れた話が元になっています。町中に捨てられていたプラスチックの袋で、人々が困り出し、それを間違って食べたヤギが死んでいきました。どうしようもなくなった時、女性たちが立ち上がり、このプラスチックを集めて、現地の文化である編み物でお財布にリサイクルし、それを売って生計を立てていく話です。
この本はお金や金融教育にも使われているようで、そちらに詳しい友人がオススメめしてくれました。
対象年齢は小学生3−4年生です。でも、短いし絵も素敵なので、小学校低学年から読めると思います。私も次男で実験します。
2. 『最近、地球が暑くてクマってます。』
大人でも十分な教養本です。でも、しろくまくんが主人公になっているのが可愛いポイント。漢字にふりがながないので、漢字の読めない子には難しいです。小学校中学年以上かなと思います。親子で読んで考えるのもいいかもしれません。
しかも、『あしたもともだち』という年少さんくらいの絵本を読んだことがあるかたは、「くまった、くまった、こまった」というフレーズを思い出して、思わず子供が読みたくなること間違いなしです。
写真もふんだんに使ってあるので、ペラペラとめくっているだけでも、大人も子供も楽しく気候変動について考える時間が過ごせると思います。
3. 『チコちゃんに叱られる ちきゅうおんだんかってなに?』
おなじみチコちゃんが専門家の江守さんと地球温暖化のことについて、考えたり悩んだりする本。なんで温暖化が起こっているのか、このまま進んだらどうなってしまうのかが描かれています。最後に、「こどもにできることなんてあるのかな?」で終わっているのが印象的。パパやママと話してみよう、誰かと話してみようという展開で終了しています。
これを聞かれた時に、大人であるあなたはどう子供に答えますか?
特に子供を持つ親や、親戚の姪っ子や甥っ子が身近にいる方、子供と触れ合う機会が多い方は、この子達が大きくなった時に地球はどうなるのか、と考えることがあるのではないでしょうか。
そんな時に一緒に話し合ったり、調べてみたりするきっかけにこの本たちがなるといいなと思いました。
他におすすめの本がある、という方はぜひコメント欄にお知らせくださいませ。私も子供達と一緒に話していきたいと思います。
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