Youはなに食べに日本へ?

2023年5月7日
全体に公開

皆さんこんにちは ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか。

 私自身はゴールデンウィークもほぼ仕事でしたが、健康のため続けている江東区 豊洲公園での6時半からの早朝トレーニング、DADDY PARK TRAINING にもいつもどおり参加していました。
トレーニングが終わって自宅に帰る朝9時頃、ちょうど前を通るのが築地駅の周辺です。少し前まではコロナ禍で人通りも少なかったこのエリアですが、最近は朝からすでに外国人観光客を中心に賑わっていて長い行列が出来ている人気店も少なくありません。

つい先日もテレビ朝日で 築地場外市場が人気が再熱しているというニュースがありました。(この特集 ちょっと長いですが 発見もあり上手くまとまっているのでお時間あればご覧ください)

「築地場外市場」の人気“再燃” 3つの理由とは?…SNSの力で世界へ 外国人客も増加
コロナ禍で、一時は廃業や休業が相次いだ築地。しかし今、外国人観光客も戻り、かつてないほどのにぎわいを見せています。なぜ、築地の人気が再燃したのか3つの理由を追跡しました。 ■「店名をのりにプリント」客を呼び寄せるキッカケに 築地の人気が再燃したワケの1つ目は、外国人の心を捉える“ちょっとした工夫”です。 連日行列が絶えないこのお店は、ウニの専門店です。新鮮なウニを贅沢に使った海鮮丼の数々を頂けます。 タイから:「ステキ」 アメリカから:「ありがとう」 お客さんのおよそ8割が外国人だとか。 タイから:「フレッシュ」 一番人気は、豪華な「うに食べ比べ丼」。北海道や宮城など、5種類のウニを敷き詰めました。お値段なんと時価。この日は9600円でした。 アメリカから:「住んでいるアメリカに比べれば安いわ」 タイから:「タイではもっと高いです。ここは良心的な値段よ」 皆さんはどうやって、このお店を見つけたのでしょうか? タイから:「タイで有名な俳優が、ここに来ていたのをYouTubeで見て来たんです」 今や誰もが写真や動画をインターネット上に載せる時代です。そこで、このお店ではこんな工夫をしました。 うに虎 小椋浩店長:「名前を知っていただいて、来てもらおうかなと。(店名を)のりにプリントした」 これなら料理の写真だけ載せたとしても、しっかりお店をアピールできるというワケです。 ちょっとした工夫が、築地にお客さんを呼び寄せるキッカケになっているのです。 ■「玉子焼き」をスナック感覚で…お手軽グルメ増 アメリカから:「歩いていたら、人が集まっていたので、買おうと思ったんだ」 大正13年に創業した老舗玉子焼き専門店。このお店も、ちょっとした工夫でお客さんの足を止めることに成功しました。 せいろでキューブ状の玉子焼きを蒸して売り出したんです。焼いた玉子焼きを一度冷まし、再び温めると、だしの風味が豊かになるのだとか。 長年、その場でも楽しめる玉子サンドなどを売ってきましたが、さらに工夫を! つきぢ松露 齋藤賢一郎社長:「店頭のライブ感、それを演出したくて」 玉子焼きをスナック感覚で食べるアイデアも外国人にウケています。 ドイツから:「食べるのが簡単だし、シェアもできるからいいわ」「ベリーグッド」 築地では店頭で手軽に食べられるグルメが、コロナ禍前より増えています。活気が戻ってきたのは、こんなところも関係しているのかもしれません。 ■“日本ならではの深い味”を求め築地に 築地の人気が再燃したワケ。2つ目は、外国人の求めるモノが変化したということです。 大正3年創業のつくだ煮店。ある商品の人気が、急速に高まっているといいます。 アメリカから:「すごくいいね」「すごくいい、好きな味です」 試食していたのは、「柚子胡椒(ゆずこしょう)」です。 実は今、柚子胡椒はアメリカで今年流行るであろう調味料として紹介されるほど注目されているのです。 アメリカから:「アメリカにはない味なので、とても気に入っています。柚子はなかなか手に入りません。これでマリネを作ろうかな」 最近は、日本ならではのより深い味を求めて、築地に来る外国人が増えているといいます。 江戸一 飯田一雅社長:「築地に来る理由が、面白いものを発見できるっていう。市場の本来の魅力を味わいに来ているんじゃないかな」 突然、店員さんが取材班の通訳に相談をしました。 つくだ煮店スタッフ:「“混ぜるご飯”を分かりやすくしたい」 「混ぜご飯の素」を的確に伝える英文が思いつかず、困っていたといいます。早速、通訳が考えた案をプリントアウト。 通訳:「大丈夫だと思います」 「炊いたご飯に混ぜるだけ」というポップを設置すると、早速、インドネシアの家族が興味を持ったみたいです。そして、「混ぜご飯の素」を購入しました。 インドネシアから:「ここに分かりやすく書いてあったので購入しました。帰国したら家族みんなで食べます」 さらに、中国の女性も購入していきます。 つくだ煮店スタッフ:「皆さんのおかげで売れました。ありがとうございます。皆さんのおかげです」 ■SNSの力で世界へ「世界一の玉子サンドと聞いて」 こちらは地元で愛されているサンドイッチ店。突然、外国人のお客さんが増え、戸惑っていました。 築地気まぐれ屋 店主 松原雄二郎さん:「ホームページも持ってない。宣伝は全然。地元の人たちに食材をと(始めた)」 築地で働く人たちに向けたサンドイッチが、世界に知れ渡ったのもSNSの力。 アメリカから:「“世界一の玉子サンド”だと聞いていたんだけど、本当だったよ。とてもおいしいね」 ■興味を持つ外国人多い“BENTO文化” 築地の人気再燃で、場外市場から少し離れた弁当店にも外国人の姿がありました。 台湾から:「昔ながらの雰囲気で、ここなら日本ならではの料理が食べられると思ったんです」 中国から:「この近くのホテルに泊まっていて、おいしそうだったので購入しました」 日本ならではの“BENTO”という文化に興味を持つ外国人は多いのです。 家族で切り盛りしているこのお店。リピーターが続出するサービスがあります。 購入客:「わがまま聞いてくれる。こういうの作ってよとかね」 できるだけお客さんの要望に応えようとする姿勢は、外国人にも同じです。 築地ほわいと 澤尾喜美子さん(71):「『Can you speak English?』って入ってきたから、2人で『No』って言ったの。そしたら『Eggカシャカシャ』ってやってるから『スクランブルエッグ?』って言ったら『Yes』と。『Wait a minute』って言って作った」 もしかしたら、こんな優しいエピソードもSNSで広がっているかもしれません。 喜美子さん:「私も今から英語習おうかな」 息子・正喜さん:「しゃべれるようになったころには死んでるよ」 喜美子さん:「『サラバじゃ』って」 ■飲食店業界 他店との差別化を意識した試み増加 築地の人気が再燃したワケは、外国人だけではありません。飲食店のニーズも変化しています。 昭和4年に創業した精肉店。これまで取り引きがなかった飲食店から、不思議な注文があったといいます。 近江屋牛肉店 寺出昌弘社長:「さぬきうどん店から、『ローストビーフを作ってください』という話が来た。何で、さぬきうどんがローストビーフ?と思った」 ローストビーフを注文したのは、東京・浜松町にあるうどん店。リーズナブルな価格で、本格讃岐うどんが楽しめるお店です。 ローストビーフを使った究極のうどんを作りました。香川県のブランド和牛「オリーブ牛」を贅沢に盛り付けた至極の一杯。お値段3300円。 もり家 東京店 濱雄大店長:「客単価アップだけではなくて、一番はお店でしか食べられないメニューを召し上がっていただくこと」 飲食店業界では、他店との差別化を強く意識した試みが増えているといいます。 濱店長:「当店のメニュー開発をお願いしている人のご紹介。すごくこだわりの強いプロフェッショナルな人。『近江屋』にすれば間違いないと、今回お願いしました」 「築地にはいい食材を扱うプロがいる」。再認識した飲食店の人たちが足を運び、築地の活況に拍車を掛けているのです。 寺出社長:「(築地が)再ブレイクしている理由は、本物が残っているから。本物を売り続けている頑固さが価値として皆さんに分かってもらって、これだけの集客になっているのかなと思います」
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インバウンドがかなり復活してきて 街も飲食店も活気を取り戻している。 そんな状況が見られるのはとても嬉しいことですね。

 そこで今回 実際に 都内を観光している外国人の人たちに声をかけて、日本でどんな食べ物を食べているのか、 そしてその評価はどうなのか、リアルな声を聞いてみました。 

すると、予想を超える驚きの答えが数々と返ってきました。

スウェーデンから来た観光客

まず最初に声をかけたのは、東銀座の歌舞伎座の前で仲良く写真を撮っていたスウェーデンから観光で来日したカップル。女性は2度目、男性は初めて日本に来たそうです。

旅行中どんな食事をしているのか彼らに尋ねてみると
 「実は食事に関しては、少し困っている」とのこと。

その理由を尋ねると「私達は普段 ベジタリアンで お肉をほとんど食べずに野菜中心の食事なの。日本でそのようなお店を見つけるのがとっても難しい」と答えてくれました。

ベジタリアン、ビーガンが多い欧米の国の方が日本に来ると、お店探しに苦労すると話では聞いていましたが、実際に街で声をかけた最初の外国人の方がそう答えたことは少し驚きでした。自分の想像以上にベジタリアン文化が欧米で広まっているのだなと。

では、そんな中でどうやってお店を探してるのか聞いてみると Happy Cowというベジタリアン、ビーガン向けの飲食店検索サイトを使っているそうです。このサイトを通じて京都では精進料理を食べにいったそうで、味はもちろん見た目の美しさにも大満足だったようです。

「それと、美味しいチェーンのお店があったよ!」と写真を見せてくれたのはカレーハウスCoCo壱番屋でした。

ココイチは私も好きで普段からよく利用していますが、「あれっ確か、ソースにはポークかビーフが入っているよな」と。

でもよくよく聞いて調べてみると、ココイチには動物由来の原料を使用していないベジタリアンにおすすめのベジカレーというのがあって、彼らはそれを食べてきたそうです。私も今度行く時はベジカレー試してみたいと思います。

続いて銀座松屋の前で声をかけた、ポーランドから来た親子3人。ここでも自分にとっては意外な話を聞くことができました。

ポーランドから観光できた親子3人。右から二番目の男性は通訳ガイドの方。

「日本のレストランは本当に素晴らしい!礼儀正しいし、優しいし、居酒屋のメニューの種類はめちゃくちゃ多いし、自分の国と比べると100倍いいよ!」と多少リップサービスもあるかもしれませんが、日本の食文化に感激してくれているポーランドの親子達。

このあとの滞在中、日本で何を食べたいのか尋ねると「はやりお寿司や刺身といった新鮮な魚がもっと食べたい」と。

さらに高校生くらいの息子さんは、「なんていったって、絶対にカニだけはどうしても日本で食べて帰りたいんだ」「大阪に有名なお店があると聞いたのでそこにいきたいんだ」と熱く語ってくれました。(おそらく「かに道楽」の看板を見ていると思います)

かに道楽 道頓堀本店 HPより


魚やカニに対しての熱量がすごいので一瞬あれっ、ポーランドは海に面してなかった?と思いましたが、いやいやバルト海にしっかりと面した国。

「ポーランドでは海もあるけど、生魚はめったに食べられないんだ。あったとしても価格は日本の何倍もするよ」と教えてくれました。

あとで【ポーランド・魚】で検索してみると現地で暮らしてる日本人のブログを発見。

港町であってもイカやエビなどはほぼ冷凍で、生の魚をスーパーで目にするのはほとんどないそうです。
どこにいっても新鮮な魚が食べられる日本の食環境が当たり前ではないということに改めて気付かされました。外から見て初めて日本の良さはわかりますよね。

さらに、サンドイッチが日常の食べ物として広がるアメリカの観光客が「あれは絶品だった」と話してくれたのが、日本のカツサンド。

こちらが実際にお店で食べたという写真です。

カツサンド発祥のお店と言われる井泉のカツサンド

旅行ガイドのトリップアドバイザーを見て食べに行ったそうで、どんなお店だろうと調べてみるとカツサンド発祥と呼ばれ東京文京区湯島にある創業90年以上誇るとんかつ屋の井泉本店でした。

「お箸で切れる柔らかいとんかつ」が有名で食に詳しい方なら知っていて当然の有名店だと思いますが、恥ずかしながら私は同じ文京区に住んでいながら今まで存在を知りませんでした。外国人観光客の方から教えられた名店、今度伺ってみたいと思います。

銀座のラーメン店にできた列に並ぶインドネシアからの観光で来た親子3人。今回の旅行中、大阪では神戸牛、白川郷の岐阜では飛騨牛、金沢では能登牛を食べてきたそうです。

その他、外国人観光客が日本で食べて美味しかったと話す食事を列挙すると

フランス 20代の男性2人組:オムライス、ラーメン、チーズケーキ、餃子。

ポーランド 20代男女:チキンカツ、オムライス、天ぷら。

スコットランド 30代男性:神戸ビーフ、ラーメン、寿司、うどん、おにぎり、あんこ餅。

タイ30代 友人5人組:焼き鳥、しゃぶしゃぶ、うなぎ、 お寿司の「おまかせ」

インドネシアの50代男女:コロッケ、焼き鳥。

韓国 20代女性2人組:焼き鳥、とんかつ、 焼肉、お好み焼き、たこ焼き、 もんじゃ焼き

などなどバラエティー豊富な食べ物が出てきました。

日本の焼肉も評価が高い

他にも、スパゲティーのナポリタンは自国にはなく非常にユニークだと話すイタリア人や、ネコ型ロボットで配膳されるファミレスのサービスに驚くスペイン人、デパ地下で駅弁をたくさん見て、「なんであんなに小さな箱にきちんと全ての具材がオーガナイズされ詰め込まれているんだ!!」と感動していたアメリカ人の方もいました。

出汁を注ぐと、ドライアイスから煙がでる動画を見せてくれました。


日本は、世界中から多くの観光客が訪れる国の一つですが、食文化が豊かであり、美味しい食事が楽しめることが大きな魅力となっていると感じました。

外国の方に人気の食べ物やお店、皆さんもご存知でしたらコメントで教えてください!

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