ライブコメントを表示

ライブコメント
コメントを非表示
VIDEO
2023年5月2日 公開

【超基礎】日本だけじゃない、世界中で人口減少へ。

「少子化」について考える時に「人口学」は不可欠です。専門家への取材から人口学の要点と歴史が、ザックリわかる動画を作りました。GW配信ということで小学生でも絶対にわかるように片平記者が解説しています。
(11分/出演:片平知宏/撮影:小田切瑞穂/制作補:王芸杉/ディレクター:柳橋泉紀、山口泰右)
出演者:
コメントする
Pick に失敗しました
人気 Picker
先進国~中進国は、移民なしでは人口が減っていく、というのは、ほぼ確定事項です。
 人口が増えている先進国(2000→2020年の人口。20~30%増加)というのは、
① 米国: 2億8220万人→3億3328万人
② カナダ: 3069万人→3825万人
③ オーストラリア: 1903万人→2569万人
など、毎年人口の0.5~1.0%程度の移民に国籍を与えている国です。
 なお、日本は: 1億2680万人→1億2444万人
でした。
 日本も、毎年100万人程度の移民に国籍を与えれば、人口が増えます。

移民なしで人口を増やす方法というのは、何らかの人権の停止による方法しかなく、たとえば、
・全国民に人工授精のための遺伝子の供出を義務づける。
・人工授精によって生まれた子どもの出生と養育は国家が行う。家族制度は廃止する。もしくは人間を出生過程によって2分類する制度にする。
などが考えられます。
 こういった方策に比べれば、移民の方が、まだ耐えやすいでしょう。

ただし、移民は、すでに先進国~中進国の間で奪い合いになっています。
 より正確にいえば、優秀な移民は、奪い合いの対象になっています。
 カナダやシンガポールなどで際立っているように、移民をポイント制で選別し、学位や出身大学のランキング順位、国家資格、技能などで、ポイントが高い移民に国籍を与えるシステムが整備されています。

日本は、優秀な移民の奪い合いの国際競争に、大きく後れをとっています。
 移民によって人口を確保するという解決策から目をそむけ続けてきており、移民ではない、3年間いるだけの技能実習生だ(だから学位や日本語力をまともに審査しない)という建て前を続け、結果的に、カナダなどの先進国ではポイントが足りない外国人が日本へ来るようになりました。

日本が、今から移民の奪い合いの国際競争に参加しても、優位に立つことはできません。
 しかし、後にのばせばのばすほど、一層不利になります。
 今の日本国民だけで人口を増やせるとか、人口減少して衰退していってもかまわないから外国人は入れない、などというのは絵空事です。
 今の高齢者は逃げ切るとしても、50年後の日本人は移民を入れざるをえなくなっています。
 システムを整えるのが早ければ早いほど、ましです。
いやぁ超わかりやすかったです。
大学で人口経済学を取っていましたが、
キリスト教の影響力、識字率向上、人が多いから植民地に出される
といった人口と戦争の関係のところで話されていたことについては知りませんでした。

ただ結論としてはやはり最後の締めの、
人口減少の前提で政策を決定していくこと、イノベーションを生み出すことが重要かと思います。AIであったりロボットであったり、新しい技術で何が変えられるか、色んな観点から技術革新を見てみようと思います。
僭越ながらお話しさせていただきました。時間も短かかったのでざっくりとですが解説しています。

オリジナル番組ラインナップ

音声番組ラインナップ