組織と経営のデザインは、人を幸せにする

2022年4月1日
全体に公開

みなさん、はじめまして!

「組織と経営のデザイン」という、かたいテーマのトピックスを覗いていただいてありがとうございます。

いきなりですが、私は経営理論が好きです。経営ってもっと科学できると思うんですよね。

「経営はケースバイケース。理論なんて使えない」

昔はそう思っていました。同じように思っている方は多いんじゃないかなと思います。

しかし、色んな経営経験を積む中で、確実に形式知化できるものがあり、それを応用していくことで、 再現性高く組織成長を実現できる、と今は考えています。そして、この組織成長の再現性は、そこに働く人一人一人の幸せの再現性にもつながります。めちゃいい。

このトピックスは、みなさんと共に、経済的な成長と働く人の幸せの両方に再現性を持つ、組織と経営のデザインを学び合い、実践していくことを目指します。特に、「新規事業をつくり続ける組織のデザイン」を中心テーマにしたいと考えています。

普段、かたい文章を書きがちなので、個人的には、やわらかく、読みやすい文章に挑戦したいと考えています!なので、読みにくい、分かりにくい、といったご指摘も大歓迎です!

かんたんに自己紹介を。

ユーザベース、NewsPicksの佐久間と申します。大学生の時は数学者を目指していましたが、あきらめ、証券会社で6年働き、その後ユーザベースに入って10年目、今は経営者をしています。プロダクトづくりと組織づくりが特に好きです。

約10年の経営経験の中で、こんなことを経験してきました。

・1,000人規模の組織の経営
・ゼロからの新規事業の創出
・新規事業の十億円単位までのグロース
・引き継いだ事業の再成長
・海外事業の経営
・上場企業の経営
・M&Aの実行とPMI(M&A後の経営統合)
・スタートアップへの出資と提携

今後、ぜひよろしくお願いします!

経営理論って本当に役に立つの?

はい。経営理論は役に立ちます!

ただ、これは具体例で語るのが重要なので、今後、経営のリアルな場面にどう経営理論を使ってきたのか、を書いていきたいと思います。

・新規事業を創出するリーダーをどう育てるか
・「人を育てる」という曖昧なスキルをどう育てるか
・新規事業と既存事業を両立する最適な組織形態はあるのか

こういった一般的な課題にも、経営理論で一定の回答を出すことができると考えています。もちろん、「全ての場面でこの通りやれば良い」という完全解は存在しませんが、「どういう風に考え、実行すればよいか」という所にリアルな補助線を引くことはできるのではないかと。

経営理論については入山先生のこの本が有名だと思います。

この本に書いてあるような内容、他の本、論考、論文などを引用しますが、そこに留まらず、私の主観も思いっきり含めながら、理論と実践を行き来することを一つの特徴として書いていきたいと思います。

今回はイントロですが、次回以降、「新規事業が次々に生まれる企業のデザイン」をテーマに、まず、「どういう人に新規事業のリーダーを任せるか?」について書いていきたいと思います。

「既存事業で抜群な結果を出した人に、新規事業のリーダーを任せる」

というやり方が一般には多いんじゃないかと思いますが、結論から言うと、

「もっと成功の再現性が高いパターンがある」

と考えており、その具体的なやり方について、社会認知理論やSECIモデルなどの経営理論も交えて書いていきます。

最後に。なぜ「組織と経営のデザイン」なのか

今、ほとんどの人が何らかの組織に属しています。

フリーランスで働いている方も、複数の組織に部分的に属している、と捉えることもできます。ほとんどの人が属する組織。そのデザインは、共同体としての人が幸せになるためのデザイン、とすら言えるのではないかと考えています。

特に興味があるのは、新規事業を次々に生み出し、成長し続ける組織のデザインです。

新規事業や起業は、そこに意志を持って挑戦する人の幸せを高め、その新たな事業で社会課題を解決し、社会全体にも幸せを広める。私自身、ユーザベースの中でいくつも新規事業づくりに取り組んできて、新規事業は本当に楽しいなと感じています。

もちろん、企業のリアルな競争優位性にもつながる。

新規事業づくりは、企業全体のダイナミズムを学習する貴重な機会であり、新規事業からは経営者が生まれます。新規事業の創出やM&Aを通して、既存事業にすぐれた経営者を引き込むサイクルをつくることは、既存事業の持続的な成長のキーでもある。

新規事業を生み出し続け、人の働きがい、企業の経済価値の増加、社会課題の解決、これらが調和する持続的な発展の構造をつくることを、ライフワークとして取り組みたいと考えています!

特に最後、かたい文章になってしまいましたが、ぜひ、こういうテーマについて書いて欲しいなど、お気軽にコメントをください!

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