ホーム
181フォロー
332フォロワー
【最新】脳とAIの融合はすでに始まっている
中居 広起NewsPicks 記者
機械(人工知能)がどれだけ人間に近いかを判定する方法として、チューリングテストというものがあります。
審査員が人工知能と人間に質問を投げかけ、それに対する回答から、どちらが人間だったかを当てるというものです。
現代のAIであればチューリングテストは突破するだろうと言われてきましたが、先日、米カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究チームがGPT-4などを使って調査した結果が報告されました。
GPT-4は54%、GPT-3は50%の確立で人間だと判定されたようです。会話だけで言えば、人間とAIを区別するのは難しいという結果です。
急速に発展するAI研究の一方で、人間の脳はまだまだわからないことだらけです。脳とAIの融合によって、逆に脳とは何か、人間とは何かという理解が進むかもしれません。
【受難】いま、「オレンジジュース」が大ピンチだ
中居 広起NewsPicks 記者
今回の取材で日本果汁協会なる組織が存在することを初めて知りました。
普段は果汁飲料のPRや研究発表会をやったり、商品のパッケージデザインについて飲料メーカーに助言したりしているとのこと。
記事とは直接関係ない豆知識ですが、業界内の自主基準により、果物のスライスの絵柄は果汁100%ジュースにしか許されていないデザインだそうです。
他にも雫の絵柄は果汁100%だけとか、リアルなみかんやオレンジの写真は果汁5%未満の商品には使っちゃいけないとか、いろいろとルールがあるみたいで、ジュースの陳列棚を見る際の楽しみが増えました。
オレンジジュース不足の話題は、特に子どもたち(とその保護者)の関心が高いようで、日本果汁協会には子ども新聞からの取材も殺到しているとか。
オレンジジュース自体は小麦粉やトイレットペーパーほどなくなって困るものでもないので、この穴を何が埋めていくのかが気になっています。
【必読】人類の大問題「怒り」を科学で解決する
中居 広起NewsPicks 記者
サイエンスにまつわる身近な話題をお届けする新連載「ジワるサイエンス」を隔週で始めることになりました。
第1回は「怒りの対処法」について取り上げます。
社会生活を営む上で、「怒り」は最もコントロールをしなければならない感情と言えます。怒りに任せた言動は、ときに取り返しのつかない自体を招いてしまいます。アンガーマネジメントなどの心理トレーニングが活況を呈するのも頷けます。
しかし、人類と感情の進化の歴史を紐解くと、日々多くの他人と関わる必要がある現代社会は、そもそも怒りを感じないでいるには無理ゲーな環境だったのです。暴発しそうな怒りをなんとか収めてやり過ごしているといった感じでしょうか。
科学による怒りの分析と対処法で、果たして人類は怒りを乗り越えることができるのでしょうか……。
【実践編】コストコでも買える!金投資の「超基本」
中居 広起NewsPicks 記者
金の買い方は様々あれど、現物金には盗難のリスクや割高な手数料、純金積立には販売会社倒産のリスクや保管料、ETFには市場価格と基準価額の乖離や金の漸減などがあり、どの買い方が最も優れているとは言い切れない奥深さがあります。
個人的には手数料を度外視すると、やっぱり現物金が気になります。今回の取材ではお目にかかれませんでしたが、次回はコストコで金地金を発見したいと思っています。そして、なぜ彼らが金を売るのかについても聞いてみたいです。
希少性、流動性、耐久性……。確かに金そのものに価値がありますが、そうした性質を超えた人類を惹きつける魔力が、金にはあるのだろうと思っています。
【入門】謎に高騰する「金」は世界の構造変化を表していた
中居 広起NewsPicks 記者
金(ゴールド)の価格が歴史的な値上がりを見せています。アップダウンを繰り返しながらも約50年で68倍になった金ですが、ここ数年の値上がりはちょっと勝手が違うようです。
金価格の動きにはある程度セオリーがあるのですが、それが参考にならなくなってきているというのです。ゴールド特集1日目では、專門からへの取材をもとにその背景について図解でわかりやすく解説します。
金が爆上がりする一方で、歴史的な円安にさらされている日本。円の価値の目減りをなんとかしたいと思っている人も多いかもしれません。究極の安全資産と言われる金ですが、金を持つことにはメリットもデメリットもありそうです。
特集2日目では、金投資の考え方と具体的な金の買い方についても紹介する予定です。
【実録】炎上した精神科医が、「心を守る」ためにやったこと
中居 広起NewsPicks 記者
炎上への「処方箋」として、自らも炎上を経験した小児精神科医の内田舞・ハーバード大学准教授が、認知行動療法にも使われる「再評価」という手法を伝授してくれました。
再評価とは、ある出来事についてネガティブな感情が湧き出たときに、いったん立ち止まって、その感情や前後にあるものを見つめ直すことです。
この 再評価を実践する際の重要な要素として「内的評価」というものがあります。
自分の努力や生きがい、「自分が何者であるか」という内定評価をしっかり持っていれば、SNSなどで流れてくる「外的評価」がどうなっても自尊心が揺らぐことはない。
個人的には、これこそが情報が氾濫する現代社会において自分を見失わないための大原則なのだろうと得心しました。
【必須教養】なぜ、世間では「炎上」が増え続けるのか
中居 広起NewsPicks 記者
山口真一・国際大学准教授(計量経済学)によると、最新の炎上のトレンドとして、インフルエンサーとマスコミ(主に週刊誌)の「共振現象」があると指摘しています。
週刊誌がすっぱ抜いた記事をインフルエンサーが取り上げる。すると、インフルエンサーのもとにタレコミが殺到して、今度はインフルエンサーが独自の取材に基づく記事を投稿する。
週刊誌側も、インフルエンサーが引用することで記事が読まれるので、ある意味共存して炎上を拡大させるというものです。こうした現象が今後も広がっていきそうです。
また、記事には盛り込めませんでしたが、炎上の一種として被害者バッシングが起きるのは、心理学的な要因として「公正世界観(公正世界仮説)」という認知バイアスがあるからです。
簡単に言うと「悪い結果が起きたのは悪いことをしていたからだ(その逆もしかり)」というもので、しばしば性犯罪などが起きたときに被害者の方が批判されるといった現象に見られます。
なぜこういうバイアスが生じるのかというと、「人には、見聞きした悲劇が、自分自身や自分の家族とは関係ない他人事だという証拠を見つけ出したいという欲求があるからだ」と北村英哉・東洋大学教授(社会心理学)は、指摘しています。
世の中は偶然に満ちているはずなのに、その曖昧さに耐えられず、ついつい因果関係を求めてしまう。すると心はどんどん疲弊していきます。
知らず知らずのうちにこうしたバイアスの罠にはまらないように、気をつけようと思います。
「機能性表示食品」として届け出された全製品のうち約2割を事業者が撤回 小林製薬の「紅麹」問題受け消費者庁は5月末めどにあり方を取りまとめへ
中居 広起NewsPicks 記者
小林製薬の紅麹サプリの問題が、ついに他の機能性表示食品に波及しました。機能性表示食品は企業が安全性の評価結果や機能性の根拠となる臨床試験や文献調査の結果を消費者庁に届け出し、受理されれば販売できます。
一般の食品は「コレステロールを下げる」などの効果を表示できませんが、国が個別に許可した特定保健用食品 (トクホ)と国の規格基準に適合した栄養機能食品は、こういった効果を表示できます。しかし、審査や基準のハードルは高く、企業にとっては使いづらい制度でした。
そこに登場したのが、機能性表示食品です。機能性表示食品なら審査なしで、健康増進に役立つことなどを消費者に伝えることができるので、使い勝手が良く届け出が爆増したというわけです。
ただ、制度を管轄するのが消費者庁なのに対し、食中毒が起きた場合の対応は厚労省が所管する保健所なので、対応が一元化されていないといった問題もあります。
紅麹サプリの問題は、この課題を浮き彫りにしました。今後、機能性表示食品の制度自体の見直しにも波及するかもしれません。
【超簡単】怒りを鎮める「最も」簡単な方法が発見された
中居 広起NewsPicks 記者
名古屋大学の研究グループが、客観的なエビデンスに基づいた「最も」簡単な怒りの鎮め方を発見したと発表しました。
それは「怒り」の内容を紙に書いて捨てるだけ。なんとも手軽な方法で、誰でも今日から実践できそうです。
そして実は、よく似た「儀式」が古来から行われている例もあるようです。
愛知県清須市にある日吉神社では、苦しみや、悲しみ、恨みなど捨てたいと思っている感情を「はきだし皿」という皿に封じ込め、境内の所定の場所で割るという習わしがあります。感情のわだかまりや執着を祓い清めるのが目的とのことです。
思いをモノに重ね合わせることを、認知科学では「プロジェクション(投射)」と呼ぶそうですが、私たち人間は、こうした心の働きを経験的に知っていたのかもしれません。
【朗報】中年太りの仕組みが解明された
NORMAL
投稿したコメント