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聴覚・視覚障害の弁護士たちが立ち上った! 難聴の11歳女児死亡事故裁判に異議(柳原三佳)
Yahoo!ニュース 個人
伊藤 芳浩インフォメーションギャップバスター 理事長
社会的弱者が交通事故に遭った場合、一般の方と比較して、得られなくなったと想定される収入である「逸失利益」が低目に見積もられることは頻繁に起きています。 しかし、3年前に大阪府生野区で起きた聴覚障害児の死亡事故では、逸失利益の算定方法で障害があることで一般の方の40%としていることは、障害者の将来にわたる可能性を極めて低く評価しており、明らかに差別と言える行為が裁判の中で起きています。 加害者側は、逸失利益の算定方法の根拠として、「9歳の壁により、聞こえるものと比べて、思考力・言語力・学力を獲得するのが難しく、就職やキャリアアップに影響を及ぼす」としています。   9歳の壁とは、この時期の子ども達がつまずきや劣等感を抱いたり、自己肯定感が持ちづらくなる発達上の現象のことで、これは、教育環境によるものが大きいとされており、聞こえる・聞こえないなどの障害の有無はほとんど関係ありません。 公明正大な判断が行われるべき裁判でなぜこのようなことが行われるのか驚きを禁じ得ません。このような偏った見方や誤解は、今後の裁判にて是正していくことを心から願っています。 また、一生懸命に言語を獲得し社会で生きていくすべを教えて来た親御さんや先生方の努力や想い、そして、何よりも今後の夢を断たれた安優香さんの想いを汲んで、しっかりとした司法の判断が下されることを心から願っています。
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