誰にとっても「正解」となる、お金の正解は世の中に少ない

2024年1月31日
全体に公開

はじめまして、マネーコンサルタントの頼藤太希(よりふじたいき)です。

現在は、お金に関する情報コンテンツ制作や研修・講演事業を展開する「株式会社Money&You」という会社を経営しています。月400万PV超のニュースメディア「Mocha(モカ)」、登録者1万6000人超のYouTube「Money&YouTV」、購読者6万5000人超のPodcast「マネラジ。」、フォロワー4700人超のVoicy「1日5分でお金持ちラジオ」を運営しています。よろしければチャンネル登録やフォローをお願いします!

書籍は『はじめての新NISA&iDeCo』(成美堂出版)『定年後ずっと困らないお金の話』(大和書房)、『マンガと図解 はじめての資産運用』(宝島社)、など90冊、累計150万部超であり、マネーの業界では、ちょっとだけ名の知れた人にはなっているのかなと思っています。

「はじめての新NISA&iDeCo」(成美堂出版)

ありがたいことに、中央大学商学部客員講師、早稲田大学オープンカレッジ講師をはじめ、さまざまな場所で、多くの人に資産運用をはじめとするお金の授業・講演をさせていただいています。

僕は、執筆や講演だけでなく、個人向けのお金のコンサルも行う、実務家の「ファイナンシャルプランナー」でもあります。
メディアなどの意向で肩書きは使い分けてはいるのですが、基本的には「マネーコンサルタント」という肩書きで今後はいこうと思っています。

僕は、個人の方のお金のコンサルを行うことは超重要だと思っています。
なぜならば、お客様の真の悩みに触れてこそ、お金の正解・本質がわかるからです。だからこそ僕は、お客様と接し、分析・検証などを繰り返しながら、日々お金の正解・本質を考えています。

この世の中には、誰にとっても「正解」となることもあれば、人によって異なる「正解」もあります。
というか、誰にとっても「正解」となるお金の正解は世の中に少ないと考えています。

誰にとっても「正解」となる例で言えば、「先取り貯蓄」があります。

「パーキンソンの法則」と呼ばれる法則をご存じでしょうか。
これは、「人は時間もお金もあればあるほど使ってしまう」ことを表したものです。
たとえば、締切までの期間が長い仕事は、ダラダラとやってしてしまった経験はありませんか?これは、与えられた時間を最大限まで使ってしまっているといえます。

お金もそれと同じで、あると使ってしまって貯まらない。収入が増えればそれだけお金も使ってしまう傾向が人間にはあるということです。
お金はそもそも「使う」ために存在するので、使っても問題はないのですが、現在と将来のバランスが必要です。現在も満足しつつ、将来にも備えるには、ある程度の貯蓄が必要です。しかし、収入で余った分を貯蓄する、というルールでは一向に貯まりません。

即時的な満足に負けそうになる自分を律するためのルールとして有効なのが、「先取り貯蓄」です。収入が入ったら、まず貯蓄分・投資分を確保する。それ以外のお金で生活する。その範囲であれば浪費もOK。これが人間の性(さが)に対抗し、着実にお金を貯める正解です。

「会社も役所も銀行もまともに教えてくれない 定年後ずっと困らないお金の話」(大和書房)

人によって異なる「正解」となる例には、トピックの概要欄に挙げたように
「持ち家と賃貸、どちらがいいのか」
「年金は何歳で受け取るのが正解なのか」
「がん保険には加入した方がいいのか」
「iDeCoとNISA、どちらを優先した方がいいのか」
などがあります。

会社も役所も金融機関も
・知っているのに教えない
・知らないから教えることができない
そんな話をこのトピックでは、数値例やデータなどを元に検証していければと思います。

甲乙つけがたいテーマの場合は
「〜な場合はこの選択がベター、xxxな場合はこの選択がベター」
という結論にはなるでしょうが、読者のみなさん自身のケースで置き換えて一緒に考えてもらえたら幸いです。

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