【日本株上昇中】海外投資家が日本を「買う」ワケは？

この大酒という記者の解説は断定的な物言いが素人には分かりやすいのかもしれないが、素人が誤った投資判断をすることにつながらないか懸念される。断定しすぎで、もはや嘘つきの範囲の発言になってしまっていることに視聴者は気を付けなければいけない。

「アメリカ株が上がれば日本株も上がる。」「アメリカ株が上がれば日本株は下がらない。」
そんなんことは過去３０年間の日米株価の動きを見れば、現実的には連動していなかったことは明らか。日経平均株価は未だに３０年前のバブル最高値を更新できていない一方、S&P500はその間に１０倍以上になっている。
アメリカ株が上がれば、必ず日本株も上がると信じて投資していたら大損する可能性があることに注意が必要だ。

また、東証によるPBR１倍割れ改善要請についても日本企業は「ちゃんと従うんです」と断定的発言をしているが、経団連の会長企業である住友化学ですらPBR0.6倍で、他の経団連副会長企業も３分の２が1倍を割れている。

現在PBR1倍割れの企業がすぐに1倍になるかのような幻想を素人の方々に植え付ける発言になってしまっていないか非常に懸念される。