香川 倫幸

建築現場では水を使うので先に水道を開栓することが多いが、下水は完成検査後に使い始めるため、その時点で役所側でシステム処理が必要なのだが、そこを人の手で行なっているのでこの手のミスはよく起きる。 そして下水道は水道のように手続きをしなくても排水出来てしまうので、誰も気づかずそのまま何年も経ってからこのように発覚する。 神奈川県内はこの大磯町のように水道は県営で下水道は市町村営となっているところも多く、これもミスを誘発している一因かもしれない。

天然物に勝るブランド力があるかというと少し微妙かもしれませんが。 放流に頼らなくては遊漁や漁業が成り立たないような河川では、そもそも生息環境としての河床や藻の質・量が豪雨や工事で変わり、魚が戻らないといったこともあるので、そういったことを解決するヒントになりそうですね。

放流前の魚は水槽や生簀で天敵のリスクも低く、また餌も容易にとれる環境にあることから、放流後の環境に適応する能力が自然個体に比して劣るということもある。 また放流事業自体が悪ではなく、増やしたいのであれば生息環境の改善等もセットで行う必要があるということ。河川等で魚が減った理由は、獲り過ぎや外来魚の侵入よりも、ダムや堰堤の建設、河床の質の変化が大きく影響していることを認識すべきだろう。

水量減らして流れなくなったら本末転倒ですがね。