困ったときの万能データベース:ジャパンナレッジとコトバンク
難しい言葉やわからないことがあったとき、辞典や事典で調べるのは「大変だし面倒」と思ったことはないでしょうか。とはいっても、AIやインターネットで調べたりするのは、情報が正しいかどうかちょっと不安、ということもあると思います。
重たい辞典や事典を使わなくても、言葉の意味を簡単に調べる方法があります。今回の記事では、辞典や事典などを一括検索できるデータベースを紹介します。
ジャパンナレッジ
複数の辞典や事典などを一括検索できるほか、週刊エコノミスト(最新号から前年刊行分)や東洋文庫なども全文検索できます。導入している公共図書館もあり、「図書館名」×「データベース」で検索すると、自分が利用する図書館でジャパンナレッジが利用できるかどうか調べることができます。
ジャパンナレッジは著述家も使っているツールです。作家の佐藤優氏も、ジャパンナレッジを活用しています。ジャパンナレッジは信頼性の高い辞典・事典データベースと言えます。
専門でない事柄について書く際には、必ず「ジャパンナレッジ」で事実関係を確認し、自分で自分の原稿を校閲しながら書いている。情報の更新も遅れておらず、今のところもっとも安心して使える辞典・事典検索サイトといえる。
「ジャパンナレッジ」は有料会員制だが、辞書的な理解は、すべての理解の土台となる重要なものだ。いい加減な土台を作れば、その上に築く建物も危うい。辞書的な理解が怪しければ、その理解に基づくアウトプットも怪しい出来になりかねない。 知的生産力を高めるには、こういうところでケチらないことだ。
ジャパンナレッジは、学校・図書館・研究機関向け(ジャパンナレッジLib)と個人向け(ジャパンナレッジPersonal)のものがあります。両者には、収録コンテンツに若干の違いがあります。下記のリンクを御覧ください。
学校・図書館・研究機関向け(ジャパンナレッジLib)
個人向け(ジャパンナレッジPersonal)
図書館にあるジャパンナレッジを使うか、個人で契約して使うかは、以下の基準で使い分けれると思います。
・ジャパンナレッジLib:利用頻度が少ない方、調べ物の量が少ない方、利用したい辞典・事典などが図書館のジャパンナレッジにある方
・ジャパンナレッジPersonal:利用頻度が多い方、調べ物の量が多い方
図書館で利用する場合は、同時アクセス数や利用できる端末に制限があることがあります。また、公共図書館では、1日の利用回数や利用時間で制限を設けていることがあります。各図書館に利用案内がありますので、確認してみてください。
コトバンク
インターネット上の辞典・事典類を利用できるデータベースです。ジャパンナレッジと同様、複数の辞典・事典などを一括検索できます。ジャパンナレッジと収録しているコンテンツに違いがあります。ジャパンナレッジと比べたとき、コトバンクは、ビジネスや日常生活に関するコンテンツをより多く含んでいる傾向にあります。
ジャパンナレッジと違い、契約している図書館に行ったり、個人で契約したりする必要がありません。インターネット接続できる環境ならどこでも利用できます。ちょっと言葉の意味を調べたいときなどに便利です。
ジャパンナレッジ・コトバンクを使ってみよう
ジャパンナレッジは契約している図書館に行けば利用できます。利用したいときは、図書館の司書にお尋ねください。利用方法などを教えてくれます。
コトバンクは、Googleなどで検索すればすぐに利用できます。インターネット接続できればどこでも使えます。
言葉が理解できると、本やインターネット記事を読むのが楽しくなります。もう重たい辞典や事典を使う必要はなくなりました。わからない言葉があったら、ジャパンナレッジやコトバンクを使ってみてください。
トップ画像:UnsplashのClay Banksが撮影
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