【革命】GPTで稼ぐ!OpenAIが収益化プログラム発表
こちらのトピックス"生成AI最前線「IKIGAI lab.」"は、学び合うことを目的としたオンラインビジネスコミュニティ「OUTPUT CAMP meets AI」のメンバーで運営しています。
生成AIの世界では、毎日のように新しいニュース・リリースが発表され、そのキャッチアップだけでも大変ですよね。
そんなみなさんに最新情報をお届けするべく、本トピックスでは、週1回の頻度で生成AI情報がザーッと追えるAIジャーナルを発信しています。
最新AIニュース
✅ AppleのWWDCでのAI戦略発表に注目が集まる
6月10日から開催されるAppleの年次開発者会議WWDCでは、同社のAI戦略が明らかになると期待されています。
- iPhoneなどの基本ソフト(OS)にAI機能が搭載される可能性が高く、Siriの改良版、iMessageへのAI統合、自動生成プレイリスト、Apple Watch用のAIヘルスコーチなどが含まれる可能性があります。
- AppleはGoogleやOpenAI、Anthropicなどの企業とAI分野で提携を進めており、その成果が披露される可能性もあります。
ティム・クックCEOは以前から、生産性や課題解決に変革をもたらすAIを2024年内に発表すると宣言しており、WWDCでの発表内容は、AppleのAIへの取り組みを示す重要な指標となるため、業界の注目を集めています。
✅ AmazonがAI企業Anthropicに最大40億ドルを投資
AmazonがAI企業Anthropicに最大40億ドルを投資し、マイクロソフトがInflection AIを買収するなど、大手テック企業によるAIスタートアップへの大型投資が相次いでいます。
- AmazonはAnthropicが開発したAIアシスタント「Claude」をAWSに統合し、AWSの顧客企業がこのAI技術を自社サービスに活用できるようにするとしています。
- Anthropicはアマゾンが自社開発するAI用半導体を使ってAIソフトウェアを構築・展開することも計画しています。
AmazonのAnthropicへの投資は、同社のAIモデル開発を加速させ、AWSの利用拡大にもつながると期待されます。
✅ マイクロソフトとOpenAIが最大1000億ドル規模のデータセンター建設を計画
マイクロソフトとOpenAIが、AI用スーパーコンピューター「スターゲート」を含む大規模データセンターの建設を計画しています。事業規模は最大で1000億ドルに上り、2028年の運用開始を目指す大規模プロジェクトになっています。
- このデータセンターは、既存の大規模データセンターと比べて100倍程度コストがかかる見通しで、マイクロソフトが資金を拠出する可能性が高いとされています。
- スターゲートは米国に設置され、両社が今後6年で開発を計画しているスーパーコンピューターの中で最大のものになる予定です。
マイクロソフトとOpenAIによる大規模データセンターの建設計画は、AIの発展と実用化に向けた両社の強い意欲を示しています。
両社は、パートナーシップを強化し、次世代のAIインフラを構築することで、AI分野でのリーダーシップを確立することを目指しています。
深掘りトピックス
✅OpenAIはついにGPTビルダーの収益化を発表
OpenAIが、GPTビルダーの収益化プログラムを発表しました。
GPTストアで開発者が作成したGPTの使用量に基づいて収益を得られる仕組みです。
現在は、米国の一部の開発者と共同でテストが行われている段階で、詳細な収益化モデルは明らかにされていませんが、Xではいくつかのリーク情報が出ています。
【続報】GPTsの収益化プログラム、トップクリエイターには月額1,000ドル以上(約15万円)の最低報酬が保証か
— ChatGPT研究所 (@ctgptlb) March 29, 2024
OpenAIが、GPTの開発者に対する報酬プログラムの詳細を明らかにしました。この情報は、GPTsのトップクリエイターの一人で、… pic.twitter.com/4euXr102Qi
使用量ベースの収益化モデルは、GPTの利用が拡大すれば開発者の収入も増加する仕組みで、より多くの開発者がGPTストアでのモデル開発に参入することが予想されます。
一方で、GPTを利用しているユーザー数はまだまだ少ない状況であり、グローバルをターゲットにしていない場合の収益化はあまり期待できない可能性も高いです。
✅今週のChatGPT新機能!
①「引用機能」で部分修正が可能に!
ChatGPTで生成した文章の特定の箇所だけ修正してもらうときに便利な「引用機能」がリリースされました。
・ChatGPTの回答を部分選択
・横に表示される「"」をクリック
・引用された部分に対しての追加の質問や指示を入力
ChatGPTに引用返信機能が実装されてる!
— あやみ|LayerX (@ayami_marketing) March 31, 2024
文章を選択して「”」をクリックすると、選択箇所に絞って、ChatGPTに質問や指示ができるからめっちゃ便利☝️ pic.twitter.com/x88kcYtzZv
②GPT-4使用制限 撤廃か!
GPT-4は今まで、3時間ごとに50回の制限がされていたが、明確な使用回数の表記がなくなっていたことがわかりました。
使用制限は長いやり取りをしていく際に足かせになっていたため、ヘビーユーザーには嬉しいニュースです。
【GPT-4使用制限 撤廃の兆し】
— 木内翔大@SHIFT AI代表「日本をAI先進国に」𝕏 (@shota7180) March 30, 2024
GPT-4選択時の制限説明が変更されました。
変更前:3時間ごとに50回の制限
変更後:使用制限が適用される場合がある
GPT-4利用制限の撤廃されると、生産性、創造性の可能性が大きく広がります。
GPT-4.5の話題も含め、今後のOpenAIの動きはとても楽しみですね。 pic.twitter.com/tIqHtSfwDY
AIでこんなこともできる
✅GoogleのAIが旅行の行程作成を自動化。観光スポットやレストランの提案も
Googleは、AIを活用して旅程を自動作成する機能を発表しました。
この機能は、ユーザーが検索クエリを入力すると、AIが自動的に旅行の行程を生成するというものです。
例えば、「パリで歴史を巡る2日間の旅行プランを立てて」といった検索クエリを入力すると、AIがウェブ上の情報やユーザーの評価データを分析し、観光スポット、レストラン、宿泊施設などを提案してくれます。
提案された行程は、Gmail、Googleドキュメント、Googleマップにエクスポートすることも可能です。
この機能は、米国のユーザー向けに提供される検索体験の改善プログラム「Search Generative Experience(SGE)」の一環として導入されました。
現在はまだ実験段階にありますが、将来的にはより多くのユーザーが利用できるようになる見込みです。
Googleはさらに、米国とカナダの一部の都市で、旅行サイトやユーザーの投稿から厳選された観光スポットやレストランの情報を表示する機能もGoogleマップに追加しています。
Googleは検索エンジンの強みを活かしたAI生成機能の強化を進めることで、検索離れを防ぐために、今後もこういった機能の実装を増やしていくことが考えられます。
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