今回Rayが紹介するのは、AIで漫画やアニメが作れるという特化型の生成AI。絵心がなくても漫画が作れる世界を目指す「PixAI」と、プロンプト一つでアニメ生成できる開発を続ける「Showrunner」です。どちらもRayが言うには創作を民主化し、これまではスキル必須だった業界を拡大することにつながるといいます。しかし一方で、生成されるキャラやアニメは既存のものにそっくりすぎてNaoは「これってパクリ製造マシンでは」と懸念の顔を隠せません。物議を醸す生成AIの最前線をお届けします。
きょう登場する企業
▼PixAI
https://pixai.art/
▼Showrunner
https://www.showrunner.xyz/
<出演>
Ray:鳩山玲人(鳩山総研所長/投資家)
Nao:後藤直義(NewsPicks編集部)
Yuzu:岡ゆづは(NewsPicks編集部)
(バナーデザイン:浅野春美/デザイン:國弘朋佳/制作:阿部沙耶香/ディレクター:伊藤大地/プロデューサー:有水冴子)
カーツワイル氏は、シンギュラリティという言葉を拡げたことで有名だが、
未来の技術予測に関しても他の追随を許さない実績がある。
今から25年前の1999年に書かれた「The Age of Spiritual Machine」という書著で、2020年頃に世界の計算機資源の大部分がニューラルネットと遺伝的アルゴリズムに使われるようになると予測した。これは、今から10年前でも、氏以外には、見えていない世界だった。しかし、本当にそうなった。
実は、この後半に取りあげられた遺伝的アルゴリズムは、これまで、あまり使われていなかったので、珍しく外したな、と私は思った。
ところが、今回の「サカナAI」の登場だ。サカナAIは、設立1年という短期間で、ユニコーンになったことで話題だ。このサカナAIが、まさにニューラルネットと遺伝的アルゴリズムを使いこなした新たなAIで、ChatGPTを越えるインパクトを目指している。サカナAIが発表した「AIサイエンティスト」では、科学研究のテーマ探しから実験、さらに論文のまとめやレビューまでを一気通貫にAIが行えることを示した。
このカーツワイル氏が、以前から一貫して予測しているのが、2040年頃におきるシンギュラリティであり、それは、AIが人を越えるのではない。人類とAIが融合して新しい種に進化するというのだ。
OpenAIが、ここに大きな役割を果たすであろう。