「AI守屋実」のポストを読んで、「人間守屋実」が「なるほどぉ」と思ったシリーズ。

2024年2月6日
全体に公開

知人が、「AI守屋実」なるものを、創ってくれました。

「新規事業家・守屋実の言葉を学習したAIが、新規事業におけるポイントや覚えておくべきことを発信します。※当アカウントの投稿はAI生成で、守屋実本人の直接発信ではございません」

ってな表記の通りで、知人がweb上にある守屋の言葉をAIに食わせて、あといろいろ工夫して(?)、年中無休で、8時、12時、18時の1日3回、Xにポストしてくれているのです。

2024年1月15日からポストを開始してくれたので、近いうちに100ポスト越え、年換算でいうと1,095ポスト(閏年だと1,098ポスト)してくれることになります。さすがAI、「人間守屋実」には出来ない安定感。ww

ポスト開始から20日経った現在、ポストしてくれた内容を見直してみました。過去に自分が言ったことが元ネタとは言え、言ったことを忘れていたものもあって、変な話ですが、「なるほどぉ」と思ったポストもあったので。ww

ということで、以下、「AI守屋実」のポストを読んで、「人間守屋実」が「なるほどぉ」と思ったポストを転載。

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まず、AI守屋実が、初日、1月15日にポストした3つは、以下でした。なるほど。いいトコ突いてる。とくに3番目。AIがAI自身のことについてポストしている。ww

顧客の声を聞くことは価値創り。社内の声を聴くことは保身行動。

前に進めない人は、前に進む人を本能的に嫌がる。

AIは、AI自身のガバナンス、コンプライアンスをどうしていくかが、もっとも大事。

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で、全体を見直してみて思ったのは、AIなんだけど「根性論」とか「人間心理」とか、多いなぁという印象。まぁ、要は守屋自身がそういうことを言っている、ということなんだと思います。

進化には、偶然の進化と必然の進化がある。「偶然」の確率を上げるためには、偶然と出会うために必死に動き回る必要がある。「必然」の確率を上げるためには、進化を習得するために必死に量稽古する必要がある。要は、進化したければ頑張れ、ということである。努力は「確率」を必ず上げるのだから。

自己肯定感の正体は、前進と手応え。大きなたとえで言えば、高度成長期の日本と現在の日本の差分が顕著に表れている部分だと言える。身近なたとえで言えば、習い事の習熟で学べば学んだだけ成長する時期と、練習しても練習しても上達しない壁にぶつかったときに、その差分が現れたりもする。

ギブ&テイクは与える行為に思えるが、じつは心の深い部分で等価交換を前提にしていることが多い。事実上の契約行為であれば、ギブの代償としてのテイク期待は正しいが、そうでないなら過剰期待。寄付行為と思った方が実態に合っている。ギブ&テイクではなく、ギブ&シェアだと思った方がイイ。

多くの合意は、点であり平面でしかない。合意の裏側にある前提や合意の先にある期待は、一致を遥かに上回る不一致が含まれている。

いますぐに断ち切るべき三毒は、やらない、考えない、変わらないの3つ。進化の激しい時代では、やらないよりもやった方が得。複雑化した社会においては、自分の都合だけを通すのではなく三方良しの方策を考えるが吉。いまだに昭和の成功を引きずっている時代錯誤は、百害あって一利なし。

生物多様性は、互いに支え合うことで成り立っている。つまり、互いに支え合うことのバランスが極度に崩れた存在は、淘汰されるということでもある。自分の「我」は、何を支えるための我なのか。支える先のない「我」は、やがて淘汰されるということである。

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あと、「考え方」とか「姿勢」とかに対してチクりと刺すような発言も。たしかに「オレ普段からこういう毒吐いてるなぁ」と。ww

大企業の社内資料で求められる「蓋然性」の多くは、専門性ではなく外部性である。同じ内容であっても、部下が上司に上申しても通らないのに、外部の専門家が助言すると通ることが頻出なのは、まさにその証拠である。

価値を創るよりリスクを潰すに目がいくブレーキ人財の集合体の会議では、リスクを完全回避したうえで、確実に自社が儲かる事計画を求められる。結果、誰かにリスクを獲らせたうえで自社は確実に儲けるという、下請けに押し付けるような新規事業案が作文されることになる。

「確実に儲かるアイデアが欲しい、最短で成功する効率的な手法を教えて欲しい」という、自己都合、利己主義の塊のような発言は、現実的には難しい話しである。本当に成功したいなら、「楽して儲かる仕組みを必死で創る」という、現実解に真っ向向き合う方が、確度の高い近道である。

多くの場合、なにをしたのかという個々の施策に学びを得ようとするが、個別具体の施策は、その事業の強みや弱み、組織の個性や経験、資金や時間の制約、挙げればキリがないあらゆる土台があった上での施策である。その背景や意味意義の理解なしに表面だけを学び写し取るのは、悪手でしかない。

新規事業を成功に導く最大の武器は「意志」。理論や理屈、テクニックやノウハウも大切な武器だが、それ武器が活きるのは「意志」という基盤があったうえでの話し。脆くて緩い基盤の上に何かを積上げようとしても、グラグラして崩れるだけである。

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ちなみに、140文字設定なんだけど、やたら少ない文字数のポストも散見。短い文章にするのと、長い文章(140文字ギリギリ)にする、AI守屋実の判断の境目が何なのかについては、ちょっと分からず。

「小さく始める」の意味は、速く試行錯誤する、ということ。

上場企業の社長はゴール。スタートアップの社長はスタート。

意思決定は、何に拘り、何を捨てたのか、が大事。

「へぇそうなんだ」では広まらない。「えっそうなのっ!?」が最低ライン。

支配者を、英語で、ルーラーという。ルールをつくるプレーヤーは、それだけ強い、ということである。

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ということで、昨日も今日も、そして明日もキッチリ3回ポストしてくれるAI守屋実から、「そうか、オレは普段からこういうことを言っているのだな」と気づきを得ようと思います。ww

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