カバーレターはわかりやすく|レジュメ・ワークショップその5|ニューヨークの大学教員から見た本当の職探し【自由テック#11】

2023年2月21日
全体に公開

前回はこちら:レジュメ・ワークショップその4【自由テック#10】

僕「まあ話を僕の体験談に戻すと、僕はレジュメに多分携帯電話と家の電話両方を載せていて、カバーレターにも『何かあったら連絡ください』程度のことしか書いていなかったと思う。でも今思えばそのイベント会場で提出するレジュメは携帯電話だけ書いたほうが良かったし、カバーレターにも念のため『何かあったら是非連絡ください。携帯電話xxx-xxx-xxxxならすぐに話せます』的なことを書くべきだったと思う。君達のカバーレターも『ここに連絡ください』ってメールなり携帯番号なりを重複しても構わないから念のため書くといいと思う。アンダーラインや赤文字、マーカーで強調してもいいぐらい」

学生A「家の電話番号なんて最初から書いていませんよ」

僕「そうだね、僕の例は古いのかもしれないけど。でもね、例えば君のメールアドレスはどうだい?大学のメールアドレスとプライベートのアドレス2個書いている人、何人もいるよ。もし人事が忙しくて片方のアドレスにしか送らなくて、それがチェックする頻度が少ない方だったらどうする?僕はメールも一個のほうがいいと思う」

学生B「では学校のメールアドレスとプライベートなメールどっちを載せたほうがいいですか?」

僕「君達は新卒だから学校のメアドをお勧めする。なぜならぱっと見本当にその学校に在籍してる(してた)ってわかりやすいから。もうそれが当たり前になりつつあると思うよ。例えばxxx@harvard.eduって、メールアドレスが載ってたらハーバードの学生なんだなって信用できるじゃない?僕も卒業したての頃はxxx@columbia.eduを普通に使ってたよ」

学生B「でも有名校ならいいけど、僕らCity Techですよ」

僕「それがどうした?堂々とxxx@citytech.cuny.eduを使えばいい。ただこれに関しては君達にも問題があって、君達は大学のメール使わない人が多いだろ?僕はそこがいつも不満なんだけどね。使用頻度が少なかったら僕の留守電の失敗のようなことになるから、使用頻度の高いメールアドレスの方がそういう行き違いが少ない。じゃあ君達のプライベートアドレスを見ると、happyxx2015@gmail.comとかもうね、全然子供っぽい印象なんだよね、正直に言うと。だからまともなメールアドレスを新たに作るか、やっぱり大学のメールアドレスをしっかり使うといいよ」

学生B「わかりました」

僕「そういう意味でカバーレターにはわかりやすいように携帯電話番号なりメールアドレスを強調しておくのをお勧めするよ」

学生達「はーい、やってみまーす」

僕「ちょっと長くなっちゃったからちょっと10分休憩しよう」

------ 僕が自分の学生のために開催したレジュメ・ワークショップの前編(カバーレター)はこんな感じです。次は本題のレジュメの書き方についてです。僕の学生とガチガチにディスカッションします。

レジュメ・ワークショップその6【自由テック#12】につづく

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