日本の大学基金の運用本格化
(タイトル写真:Getty Images)
日経新聞に日本の大学基金もリスク資産への投資を拡大していることが報じられています。
大学基金、リスク資産運用に挑む 東京大学は280億円
2023年12月24日
ヘッジファンド、プライベートエクイティファンド、クレジットファンド、不動産ファンド、プライベートデット、ベンチャーキャピタルファンド、インフラファンドなどといった投資ファンドはオルタナティブ資産と呼ばれますが、こうしたアセットクラスへの投資を日本の大学もようやく本格化してきているとのことです。
こうしたオルタナティブ資産への投資を行うためにはきちんとした運用体制を整える必要もありますが、プロの運用者を採用して体制を整えてきている大学も出てきているのは注目に値します。
以前欧米の大学基金はオルタナティブ資産で半分以上を運用しているという話はしましたが、ようやく日本の大学も本格的な大学基金の運用体制を整え始めたのかなと感じました。
もっともこの日経記事に触れられている日本の大学基金の運用資産の少なさは驚愕です。
早稲田が1500億円、ICU600億円、上智500億円、東京理科大300億円、東大280億円とのことです。以下は米国の大手大学基金の資産額です。
米国トップ10の大学基金はどれも2兆円以上の運用資産を誇っています。
University of TexasやUniversity of Pennyslvaniaなど州立大学でもこうした規模の運用資産を残っていることは目を見張ります。
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