職場が戦場に。ジョブ型雇用で職場に増える性格とは?

2022年9月9日
全体に公開

こんにちは、ディグラムラボの木原です。

私はNewsPicks トピックスでの「木原のサイコグラフィックマーケティング研究室」以外にも、NewsPicks プロピッカーとして日々ニュースに対してコメントをしています。

先日、日本経済新聞の記事にコメントをしました。

勤務地や職務、全社員に明示 「ジョブ型雇用」へ法改正検討: 日本経済新聞 (nikkei.com)

今回は、この記事を深掘りして、ジョブ型雇用で職場に増える性格について話をします。

本題に入る前に、従来のメンバーシップ型雇用と、今後拡大していくジョブ型雇用の違いをざっくり説明します。

メンバーシップ型雇用
採用の時点では職種を限定せずに、採用後の研修や、本人の適性、希望をきいて配属先を決める雇用方法。勤続年数に応じた昇給や、退職金などもでるのが特徴です。

ジョブ型雇用
業務内容が明確に定められており、その業務に適した人材を雇用する方法。実務能力や、スキル、経験が重要視されるのが特徴です。

今までのメンバーシップ型雇用では、空気を読んで周りの人に協調したり、先回りして調整したりするような人材が重宝されていました。優しさがあって気配り上手で、上司のいうことには従順なタイプです。大企業や中小企業にお勤めの皆さんは、「あ、あの人だ!」と、顔が思い浮かぶことと思います(「私のことだ!」となった方もいらっしゃるかもですが)。

これからのジョブ型雇用では、報酬を時間でなく成果で決める成果主義や結果主義が増えるため、ゴールに向かって常に最善・最短の方法を考えて、計画的に物事を進められる人材が重宝されるようになってくると思います。

このタイプに多い性格は、非常に論理的でどんなときでも冷静沈着な人。物事を合理的に考えるため、情に流されるような決断はしません。頼みごともメリットがなければ断りますし、他人に対する興味が薄く、人の感情に鈍感なところがあるので、冷たい人だと思われることも多い性格です。

仕事ができるタイプなので、結果が出て業績も伸びると思います。しかしながら一方で、職場が殺伐としてくると思います。わきあいあいとしていた職場が、一転して戦場に変わるかもしれません。

私としては、職場が戦場になっても、各々が与えられた役割を全うして結果を出してくれるのであればウェルカムではありますが、皆さんはどうでしょうか?

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