連続講座「ジェンダーに関わる「らしさ」はどこからきたの?ー公共のイメージを読み解くレッスン」開催のお知らせ

2024年4月17日
全体に公開

以前にも紹介いたしましたが、5月から毎週月曜日の夜、連続5回で開催する連続講座「ジェンダーに関わる「らしさ」はどこからきたの?ー公共のイメージを読み解くレッスン」のご案内です。 詳細、受講料、申込先はこちらです

第1回 2024年5月 6日 (月)「ジェンダー表現はどのように構築されて、読み取られているのか。 」
第2回 2024年5月13日(月) 「ファッションメディアと女性の身体表象 雑誌とSNS 」
第3回 2024年5月20日(月) 「その『男らしさ』はどこからきたの?『男らしさ』表現の源流を探る」
第4回 2024年5月27日(月) 「自分の体は自分のもの 性感染症・公衆衛生の広報と身体表象 」
第5回 2024年6月 3日(月)「政治とジェンダー表現 選挙ポスター・プロパガンダ・リーダーシップと政治的主体性」

※ すべての回でリアルタイム日本語字幕と、後日の録画配信を提供します。

各回の内容紹介をまとめてみました。メディア、ジェンダー表現、フェミニズム、広告など、広く興味を持っていただける内容と自負しております。学生の方、メディアや教育に携わる方には是非とも受講していただきたいと思っています。

右下の写真は、アメリカのフォトジャーナリスト、マーガレット・バーク=ホワイト撮影。ケンタッキー州ルイヴィルを襲った洪水の時に、パンを求めて行列をする黒人の人たちの背景には、白人の家族がドライブする情景を描いたビルボード。「世界最高の生活水準:米国のような国はほかにはない」というキャッチコピーが現実のありようと乖離した消費社会の幻想を示しています。

VOGUE ARCHIVEでは、1892年の創刊号から最新号までをオンラインで閲覧できます(中のコンテンツ閲覧にはメンバーシップに加入する必要がありますが、表紙は加入しなくても閲覧できます)。雑誌の歴史を振り返りつつ、その中で形作られてきた表現やジェンダーに関する価値観が、デジタルメディアでいかに継承されているのか、また変容しているのかということを、リーヴ・ストロームクヴィスト『欲望の鏡』を通して考えていきます。

右上の写真は、Calvin Kleinの下着の広告写真です。ファッション写真家ブルース・ウェーバーが撮影したもので、男性向けのブランド下着広告の先駆的な例です。下の大谷翔平起用のコスメデコルテの広告については、以前こちらでも紹介しました。

性感染症予防啓発広報については、以前こちらでも紹介しました。

選挙ポスターは、日常的によく目にするものですが、実際に政治への関心喚起や投票率の向上にどれくらい貢献しているのでしょうか?

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