2021/12/24

【潮流】今、編集者たちが「ユニクロ」に吸い寄せられている

ファッションビジネスジャーナリスト
ファッション誌やカルチャー誌の編集者が、企業やブランドが独自に発信するオウンドメディアに活躍の場を移す、“民族大移動”が顕著になっている。
企業やブランドが単なる販促を超えた世界観の発信やコミュニケーションツールとして、雑誌やwebメディアを作成したり、店舗やECに誘導する特集やページを作成したりするのは、もはや日常になってきている。
そして、その際のクリエイティブ・ディレクター、あるいは、コンテンツ・ディレクターとして、編集者の手腕が高く評価されているのだ。
元編集者を起用したオウンドメディアの筆頭は、2019年8月にユニクロが創刊した「LifeWear Magazine(ライフウェアマガジン)」。元「ポパイ」編集長の木下孝浩氏が手がけ、ファッションやカルチャー系編集者の間で話題になっている。
これから、メディアのオウンド化はどれほど進むのか。近年の動きや、編集者のセカンドキャリアの可能性を探る。
INDEX
  • ユニクロ転職で「1億円プレーヤー」
  • 「雑誌ビジネス」の課題を解消
  • 発行部数は人気誌の「10倍超え」
  • 編集長クラスも「オウンド」に参画
  • ブランドが求める「編集者スキル」

ユニクロ転職で「1億円プレーヤー」