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注目のコメント
余分な主観を殆ど交えず、時系列にもまとまった、いまいまのSBG、孫さんを知るためにベストなまとめ記事。私の主観はこちらに昨日まとめた。https://newspicks.com/news/4914166?ref=user_143212
ただ一点、私が本記事と微妙に違う意見を持っているのはここ
-------- 聴衆を魅了する冗舌なプレゼンテーションはなく、ところどころで弱気な言葉も漏れた。それも、無理もない。WeWorkなどの投資先企業が苦境に追い込まれ、さらに新型コロナウイルスによる経済危機という追い打ちで、ソフトバンク・ビジョン・ファンドだけで1.9兆円の損失を計上した。---------
業績や事業状況が悪いから元気をなくしたり神妙に振舞ったりする人ではこの方はない、むしろ逆境で興奮する。
とすれば、もし個社内部の理由では無く、外部環境に対して何か彼にしか見えない真っ暗な未来が見えているのだとしたら、恐ろしい。
それくらい、不可解なまでに暗いこの方を昨日初めて見た。本稿グラフで引き合いに出されているSVFの実績の多くは、未実現の内容ですし、現段階のIRR自体は事の本質ではないでしょう。この時点で成功・失敗をどうこう言う話ではありません。
ソフトバンクグループは独創的な決算プレゼンがよく取り沙汰されます。
今回の決算ではペガサスが話題になっていますが、個人的には冒頭、新型コロナが未曾有の危機であることを示す際に、旅行、自動車産業、レストランといった業種が引き合いに出されていることの意味を、ちょっと考えてしまいました。
決算資料末尾にも記載されているとおり、ソフトバンクグループが「情報革命で人々を幸せに」を掲げ続けてきた会社。そのミッションに対して、これらの業種はややもすると対極に位置するようにも見える業種群だからです。「投資会社」に転身していなければ、どうだったのか。
実際、情報革命の中核にあたるであろうソフトバンクは好調ですし。
またここ最近、株主価値をベースに現況を説明していますが、株主価値の多くがアリババによるものであることを思うと、投資目線ではストレートにアリババ株を買った方がいいんじゃないかという気がしないでもありません。
近年、オンラインで完結した事業はほぼ出がらし状態であったこともあり、有力なスタートアップの多くは何かしらリアルと連動したものであるという印象を受けていましたが、コロナショックを機に生じた反動によって、SVFは大きなあおりを受けている感があります。
とはいえ、ポートフォリオの中にはこの流れを追い風にしている投資先もありますし、心情的にはここからの巻き返しに期待したいところです。巨額投資会社ですから、この金融市場の状況で盤石なはずはないです。問題は、この局面で、想定通りの条件でどこまで資産を売却できるか。今回は金融機関もサポートすると思いますが、難曲の乗り切り方次第で、今後は態度も厳しりうるのでは…と思います。
(因みに、「保有証券の時価総額」のグラフの単位は、「億円」ではなく「兆円」ですよね。)