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日銀 植田新総裁会見「金融緩和策 継続が適当だ」
米消費者物価、6.4%上昇 7カ月連続で伸び鈍化―1月
大槻 奈那ピクテジャパン シニア・フェロー 名古屋商科大学大学院 教授
sticky price CPIも、前月と変わらずの6.3%。
https://www.atlantafed.org/research/inflationproject/stickyprice
方向性は沈静化で間違いないですが、粘着性が高く、沈静化のスピードが市場の想定よりは緩いことが見て取れます。
このスピーチはとても重要で、日本のデフレと同じで、インフレが長引き、人々のマインドに定着してしまうと、退治するのが難しくなります。今後の利上げ打ち止めでは、そのメッセージがどう響くのか、人々の心の動きを読むという難しい計算を強いられることから、場合によっては先送りもあり得る局面だと思います。

【3分理解】日本は緩和継続で、欧州は0.5%利上げ。なぜ?
大槻 奈那ピクテジャパン シニア・フェロー 名古屋商科大学大学院 教授
逆に日本でなぜ利上げを急ぐ理由があるかを考えるべきかもしれません。
実質金利で見れば、日本はマイナス2.6%、ユーロ圏はマイナス8%台。インフレ率が圧倒的に違うので、実質で見れば日本は先進国中最も「高金利」です。かつ、昨日黒田日銀総裁も強調していたように、利上げをしても、ドルの強さを考えると、対ドルの自国通貨安はちょっとの利上げでは止まらないと考えられます。
となると、利上げを急ぐ理由が薄いというのが日銀側の考え方。とはいえ、これは、ドル高円安に対して中銀としてなす術なしと言うことにも取れるため、円安リスクは続くと考えざるを得ないでしょう。

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