【プロピッカー】8月は「サイエンス」「不動産テック」

2018/8/1
2018年8月の「マンスリー・プロピッカー」のテーマは「サイエンス」と「不動産テック」で合計11人が就任します。本記事ではその概要や、各プロピッカーのプロフィールを紹介します。
ぜひ気になるテーマのプロピッカーをフォローし、Pickとコメントをマイニュースでご覧ください。
※各テーマに詳しいピッカーの皆さまを紹介する「おすすめピッカー」のページはこちら

サイエンス

たけうち・かおる
猫好きサイエンス作家。東京大学教養学部教養学科(科学史・科学哲学)、東京大学理学部物理学科卒業。マギル大学大学院博士課程修了(高エネルギー物理学理論)。理学博士(Ph.D.)。科学や数学の案内人として活躍し、主な著書に『99・9%は仮説』(光文社)、『数学×思考=ざっくりと』(丸善出版)など25年で100冊の科学書を刊行。小中学生のためにAI時代を生き抜くための先進グローバル教育を推進し、同時に不登校プロジェクトも開始。
みしま・ゆうた
1985年生まれ、医薬学博士。専門はエピジェネティクス、再生医療、レギュラトリーサイエンス。薬学部を卒業後、大学院在学中にiPS細胞を世界で初めて事業化したバイオベンチャー企業のアメリカ支店設立プロジェクトに参画。その後ボストンへ渡米し、ハーバード大学医学部・ベスイスラエルメディカルセンター研究員を経て現職。現在は、iPS細胞研究所と武田薬品工業の共同研究プロジェクト(T-CiRA)で、再生医療製品の研究開発に従事している。
すだ・ももこ
2001年毎日新聞社入社。水戸支局を経て2006年から東京本社科学環境部。これまでに主に生命科学、生殖補助医療、再生医療、宇宙科学、ノーベル賞などを取材。2016年9月より1年間、米国ノースカロライナ州立大学遺伝子工学・社会センターに客員研究員として滞在。2018年4月に米国での取材を基にした『合成生物学の衝撃』(文藝春秋)を刊行。現在は日本の研究力低下の現状と背景に迫る毎日新聞科学面の長期連載「幻の科学技術立国」取材班キャップを務める。日本の科学史に残る研究不正問題を追った『捏造の科学者 STAP細胞事件』(文藝春秋)で第46回大宅壮一ノンフィクション賞、2015年の科学ジャーナリスト大賞を受賞。共著に『迫るアジア どうする日本の研究者 理系白書3』(講談社)、『こうのとり追って 晩産化時代の妊娠・出産』(毎日新聞社)、『素顔の山中伸弥 記者が追った2500日』(ナカニシヤ出版)。
やまだ・ゆうじ
慶應義塾大学医学部卒業、現在は埼玉医科大学総合診療内科に所属。大学卒業後、日本全国各地で7年間、どんな患者さんも断らない「総合診療医」として研修、勤務をした後、米国医師免許を取得。ニューヨークのMount Sinai大学関連病院で内科医として勤務。現在は日本での仕事を再開し、国内での「総合診療医」の拡充、発展、また日本の医療の国際標準化のために活動している。
しまだ・しょうすけ
サイエンスライター。特に遺伝子に興味があり、遺伝子の研究によって医療や生活がどう変わっていくのかに注目している。また、腸内細菌検査サービス「マイキンソー」のオウンドメディア「Mykinsoラボ」の編集長も務める。著書に『おもしろ遺伝子の氏名と使命』(オーム社)、『遺伝子「超」入門』(パンダ・パブリッシング)、編集協力に『池上彰が聞いてわかった生命のしくみ 東工大で生命科学を学ぶ』(朝日新聞出版)、『ゲノム解析は「私」の世界をどう変えるのか』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)がある。

不動産テック

かなや・げんき
1984年生まれ。高校卒業後から4年間、プロサッカー選手を目指し、関西サッカーリーグでプレー。引退後に通信系の上場企業で2年間営業を経験し、2009年に自宅で会社設立。2017年には日経ビジネス「次代を創る100人」、週刊朝日「日本を元気にする100人」にそれぞれ選出された。  2014年に駐車場シェアサービス「akippa」をリリース。2016年にはトヨタ自動車と提携しファンドを通じて出資を受けた。他にもDeNA、グロービス、住友商事、日本郵政キャピタルなどから総額24億円の資金調達を実施している。
きとう・たけし
東京大学工学部建築学科卒、同大学院工学系研究科建築学専攻修士課程修了。ボストン・コンサルティング・グループ、メリルリンチ日本証券投資銀行部門を経て、クラウドリアルティを創業。不動産証券化とエクイティ・クラウドファンディングを組み合わせた資金調達および投資のためのマーケットプレース「Crowd Realty」を運営し、分散型の資本市場の構築を目指す。一般社団法人Fintech協会理事。キャピタル・マーケッツ分科会を担当し、発行体が資本市場において抱える様々な課題の解決に取り組む。
きよた・ようじ
1975年福岡県生まれ。1997年、京都大学で自然言語処理分野の研究室に配属されて以来、対話システム、テキストマイニング、情報推薦、画像処理など、コンピューター科学および人工知能(AI)周辺の研究開発に従事。2007年、東京大学助教時に、東京大学発スタートアップ、リッテルを共同創業。2011年、企業買収によりLIFULLで不動産テック分野の研究開発に携わる。人工知能学会編集委員会副委員長、情報処理学会データベースシステム研究会幹事などを担当。
はしもと・たけひこ
1975年生まれ。エンジニア・研究員、マーケティングリサーチャーを経て、ブレインパッドのデータサイエンティストとして、主にマーケティング領域のデータ分析に従事。2017年4月から現職のGA technologiesに参画し、AI Strategy Centerを立ち上げ。日本のAI・データ活用の促進に向け、データサイエンティスト育成をライフワークとして、学生向けのインターンや、電通大・滋賀大・慶應SFC・立教大などでの講義、勉強会・ハッカソンの企画・運営に携わる。データサイエンティスト協会、前事務局長。共著に『統計学ガイダンス』(日本評論社)、『データサイエンティスト養成読本』(技術評論社)などがある。
いとう・よしもり
1984年生まれ。早稲田大学大学院ファイナンスMBA修了。三井不動産レジデンシャルリースを経て、2008年に不動産仲介会社を起業。業務を自ら行う中で業界の非効率性を痛感し、不動産取引のデジタル革命への志を立てる。2012年6月14日、チェ・ゲバラの誕生日にイタンジを創業。

新規プロピッカー

たまき・ゆういちろう
1969年、香川県生まれ。東京大学法学部卒業後、大蔵省(現・財務省)入省。1997年、ハーバード大学大学院(ケネディスクール)に留学し、政治学や行政学を学ぶ。帰国後は外務省出向、大阪国税局総務課長、内閣府出向を経て、財務省主計局を最後に政界入りを目指して2005年に退官し、衆院選に出馬するも落選。2009年に初当選(香川2区)。現在4期目。民主党香川県連代表・副幹事長・政策調査会副会長、民進党幹事長代理などを歴任。
7月末で加納裕三さん、ハヤカワ五味さん、長瀬次英さんがプロピッカーを退任いたしました。これまで専門的なコメントをいただき、ありがとうございました。

また、マンスリー・プロピッカーとしてコメントをいただいた山口周さん、畠中実さん、1カ月間ありがとうございました。重松大輔さん、藤本崇さん、天沼聰さん、工藤慎一さん、曽根秀晶さん、岩渕貞哉さん、前田鎌利さん、大高健志さん、飯沼純さん、大西健介さん、尾辻かな子さん、これからも引き続きよろしくお願いします。

次回の新規プロピッカーの紹介は、1カ月後を予定しています。プロピッカーについてのご意見、ご要望や自薦、他薦については、こちら〈 info@newspicks.com〉からお問い合わせください。