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「中国版スティーブ・ジョブズ」シャオミ創業者が電気自動車に抱く野望 | スマートフォンメーカーは巨大EVメーカーになれるのか
高口 康太フリー ジャーナリスト
アップルが中国スマホのエコシステムを築いたように、テスラ上海が中国EVのエコシステムを形成
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EVに憧れる企業から量産企業になるというシャオミの急激な転換は、中国国内におけるEV生産サプライチェーンの成熟にも支えられている。国内のEVメーカー各社ならびに上海に主要工場を持つテスラによって、中国には巨大な人材プールが形成された。さらにはCATLをはじめとする電池の巨大企業からアルミ部品メーカーのウェンツァングループに至る、新たなサプライヤーの一団が成長してきた。
シャオミの工場にオートメーション装置を供給するある企業の社員によれば、工場の内部では元テスラ社員が何十人も働いているらしい。「テスラはEV業界における陸軍軍官学校みたいなものです」と、彼は中国統一の礎たる国民軍を育んだ、1920年代設立の士官学校を引き合いに出した。アップルもEVプロジェクトの初期には、やはりシリコンバレーにおけるテスラの人材を引き抜きにかかったのだ。
シャオミの広報担当によれば、同社はEV事業への参入を表明したのち、主要な自動車メーカーでの職歴を持つ3万人の候補者から3000人のエンジニアを採用し、EV部門に登用したとのことだ。
【解説】中国は台湾新総統が本当に嫌い……軍事演習から分かること
高口 康太フリー ジャーナリスト
軍事演習は中台関係を変えるためのアクションというよりも、中国のメンツの為といっても良いでしょう。台湾の人々は演習慣れしているので威嚇効果は限定的だからです。とはいっても、経済的なアメを提供する手段も馬英九前政権時代に失敗していますし、その後にとった、全体的な経済的な締め付けと同時に逆に国民党地盤の一部地方に対する厚遇を併用するという手段も、台湾の民意や中台関係を変えるにはいたっていません。むしろ中国の脅威が拡大していると国際的な認識が高まるにつれ、台湾への支援は強化されてきました。
武力行使という最終手段はあるとはいえ、そのカードは中国にとっても危険すぎます。
……と考えていくと、中国は次にどうすればいいのか、本当に悩ましい状況です。
中国から撤退した「丸亀製麺」がラーメン「ずんどう屋」で再挑戦…巨大市場・中国攻略の難易度はなぜこれほどまでに高いのか?
高口 康太フリー ジャーナリスト
陳香貴など新興蘭州ラーメン・チェーンが新消費の一角として急拡大したのがコロナのちょっと前ぐらいの話。今はすっかり勢いが衰えてしまいました。最近だと、中国式ハンバーガーの塔斯汀が爆発的な成長……ですが、継続できるかはまだまだわかりません。
中国はころころと流行り廃りが変わるので、今調子がいいものをベンチマークして取り組むだけでは厳しいのではないか、と。
その意味では原価とサービスを究極に効率化して中国市場でも堅実な成功を収めているサイゼリヤは理想的です。
うどんの認知度、訴求力が低いというのはハードルですが、トリドールの持ってるノウハウやサプライチェーンは確かなものでしょうから、その地力を生かして頑張ってほしいですね。
中国、総合的な不動産対策発表 地方政府が住宅購入・人民銀も声明
高口 康太フリー ジャーナリスト
デベロッパーのキャッシュフロー難から工事がストップという問題にまず着手したわけですが、続いての課題として住宅在庫解消として地方政府が在庫を買い上げて低所得者向けの住宅にするという方式が大々的に進められそうです(昨年から方針は示されていましたが)。ただ、いくらで買い上げるのか、財源はどうするのか、誰も住みたがらない交通不便な住宅を買い上げて低所得者に提供する意味はあるのかなど課題は山積み。
住宅ローン金利の引き下げは、投資商品としての不動産の価値を高めるものなので、これで一部地域は上向くでしょうが、もうどうしようもないレベルで痛んでいる田舎や地方の住宅在庫はこれでは動かないでしょう。今回の発表はかなり大々的な動きですが、それでもまだ道半ばではないでしょうか。
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