このところ、カカオ豆の価格が高騰しています。その原因としては、地球温暖化による異常気象による生産量の減少という報道がなされています。
これは、異常気象にともなうカイガラムシ(Pseudococcidae, Homoptera)の仲間とそれによって広がるカカオ新梢腫脹ウイルス病(cacao swollen shoot virus disease (CSSVD))や黒鞘菌(Phytophthora megakarya、エキビョウキンの一種)による損失とされます。
3月のPloS One誌にこのウイルスが、世界のチョコレート供給にとって真の脅威であるとする論文をテキサス大学アーリントン校のチームが発表しています。