「商社一人勝ち」。とばっちりを食う、外資金融・コンサル

2015/4/24
2015年のハイエンド就活生の会社選びの傾向は、「ひとことで言うと、大手志向の再燃です」と語るのは東京大学の学生の就職活動企画を主催する東京大学学生経友会代表の河井龍太郎氏だ。
大手の中でも、圧倒的な人気を誇るのが総合商社だ。 連載1回目にも書いたが、東大学内で開催された5大総合商社による共同商社セミナーは、参加応募者が殺到し、抽選で選ぶほどの人気。実に、学生が360人参加した。
ちなみに、商社は伊藤忠商事が始めたのを契機に、インタンーンシップにも熱心だ。特に2015年は、三菱商事と三井物産のそれが、「インターン内定」を勝ち取るために就活塾に通う層が現れたほど、人気が沸騰した。なぜ、これほどまでに総合商社はハイエンド学生に支持されるのか?
商社志望の名門私立大学3年生が、その理由についてこう語る。