【提言】MBA、コンサル、KPI...の前に、社員を信じよう
- 大企業改革は「渋谷再開発」
- いつも社員が一番詳しい
- 社長趣味で留守がいい
- ブーメラン入社のすゝめ
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2024年は「JTC(ジェイ・ティー・シー」がさらに浸透するのではないかと思っています。
それは「Japanese Traditional Conmany」、つまり、伝統的な日本企業を指します。多くの場合、時代遅れの制度や慣習を抱えつつも「変わりたくても、変われない」ネガティブな印象を持った用語です。
とはいえ、日本企業の何が問題なのかは、経営者の暴走を抑えられなかった、または、経営者がリスク回避で投資しないなど、今一つあいまいで、腹落ちできるものばかりではありません。もっと言うと、「勝てば官軍、負ければ賊軍」に近いものがあります。
そして、トヨタをはじめ、欧米流を何でも取り入れる企業ではない企業(要はJTC)が今なお強いのも事実。日本型の経営をベースに時代に合わせて愚直に仕組みを見直していく...そうした企業が強いのでしょう。
相対的に海外が伸び悩む中で、堅調さも際立つ日本企業。そんな今だからこそ、JTCが本当に変えるべき部分と、そうでない部分は何か。「不易流行」の考えの下、深掘りしたいと思っています。
はい、これをもって新年の抱負とさせていただきます。
島田社長のおっしゃる「MBAやコンサルティング会社の手法」が何を指すのかわかりませんが、個人の力を発揮できる組織は私がクラスで最も強調している点の1つです。ロンドンビジネススクールのゲリー・ハメルの言葉を借りれば「エンゲージメントが2割ということは、8割の社員を無駄にしている」ことなので。
ご参考
https://shimizu-lab.jp/blog/5761.html
「私は今日ここ(東芝本社)に来た時、世界で一番、社長室に行きやすい建物ではないかと思いました。
受付にほほ笑んだ人が一人立っているだけで、ゲートで警備員の持ち物をチェックしたりしない。しかも、エレベーターで直接社長室に行けます」
こうした施設機能や会社の仕組みと、
「社員を信じよう」「答えは社員が知っている」「現場が一番詳しい」
といった言葉が整合することが意外と難しいもの。
歴史のある企業では特に。
東芝の取り組みは、多くの日本企業にとって他人事ではありません。
東芝の明日は、「日本企業の明日」なのかも。
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