トヨタ、ホンダ、日産「増益と減益を分けたもの」 大手3社の決算をじっくり解説
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自動車業界が他の業界と違うのは、各社が売っている商品は「クルマだけ」であり、「部品の大半を外注し、自社工場で組み立て、自社系列の販売会社で売り、補給部品でも儲ける」というビジネスモデルも全社ほぼ同じと言うことです。
そんな中で、トヨタだけがやたらに強いのは上記のビジネスモデルを「他社以上に地道かつバカ正直にやってきた」からであり、長年にわたって先人が築き上げた「暗黙知の形式知化」の成果です。これは他社が簡単に真似できるものではない。
一方、電動化により色んなことが変わり始めています。
商品はクルマだけではなく「ソフトも含めたサービス」になり、部品点数が減って内製化率が上がるとともに組立方法も変わり、「メーカー直販」のような新しい販売形態も出てきています。足下では「一人勝ち」のトヨタのPBRが１を割り込んでいるのは、今の強者であるが故の「変化への不安」の表れでしょう。
これからの10年はまさに勝負の時。新しいトヨタに期待したいです！円安は神風みたいなもので、本来の実力とは別モノですね。その意味では内製率が高いBYDの分析も気になります。
N-BOX、サイドエアバッグを付ければヤリス1.0より高くなります。シートヒーターもN-BOXは背面がなく座面だけ。お手頃に見えても実際に買う時は割高に感じるのが最近のホンダ車で、ここを直せばもっと売れそうです。
