2022/10/4

【異色対談】落合陽一×ガンダムで考える「宇宙世紀」の課題解決

NewsPicks, Inc. 公式アカウント
今年10月24日〜25日の2日間、NewsPicksが東京・丸の内エリアの複数会場で開催する大型ビジネスフェスのCHANGE to HOPE 2022
「変化は希望だ」
このテーマを旗印に行うフェスには、2004年に米タイム誌「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた📌スティーブン・ピンカー氏(ハーバード大学教授)や、ベストセラー本『シン・ニホン』(NewsPicksパブリッシング)著者の📌安宅和人氏など、国内外から豪華スピーカーが集結する。
※編集部追記:2022年10月22日18:00

10月24日(月)に登壇予定だったスティーブン・ピンカー氏が、新型コロナウイルス感染のため来日できなくなり、急遽オンライン登壇に変更いたします。

ご本人の体調に問題がないことを踏まえ、実施時間・セッション内容に変更はございません。ご本人も「コロナ対策は世界が等しく直面していることであり、だからこそ皆さまが希望を見つけることができる講演をお届けしたい」とおっしゃっております。

直前の変更をお詫び申し上げますとともに、変わらず〈CHANGE to HOPE 2022〉をお楽しみいただけたら幸いです(詳細はイベントサイトにて)。
今回は、25日に対談する📌落合陽一氏とバンダイナムコエンターテインメント社長📌宮河恭夫氏のセッション概要を紹介しよう。

ガンダムの世界観から未来を探る

テクノロジー界だけでなく、物質世界(Material World)の先駆者たちもゲストに招いて未来志向の議論を行うライブ討論番組の「WEEKLY OCHIAI」。
2017年の開始以来、長きに渡って番組ホストを務めてきた落合氏は、自身の研究テーマである「デジタルネイチャー」をキーワードに幅広い世界の未来をひも解いてきた。
落合氏が筑波大学での根城とする「デジタルネイチャー研究室」のWebサイトには、次のようなビジョンが書いてある。
物質性と実質性の間で、計算機応用のもたらす様々な選択肢を想定し、それらを計算機科学的に実装することで、産業・学問・芸術に至る様々な問題解決に挑戦し、人・計算機・自然における新たな文化的価値の創成を目指します。
この取り組みの一つとして、25日のセッションでは、バンダイナムコエンターテインメント社長の宮河氏と「宇宙時代を迎える社会の持続可能性」について議論する。
なぜ宇宙なのか。なぜバンダイナムコなのか。
この疑問を解くカギとなるのは、
  • アニメ『機動戦士ガンダム』シリーズ
  • 2025年予定の大阪・関西万博(日本国際博覧会)
の2つだ。
バンダイナムコグループは、ゲームや映像作品など数々のエンターテインメント事業を手掛ける中、ガンダムシリーズのIP(知的財産)事業を展開していることでも知られている。
東京・お台場に設置された等身大ガンダムや、2020年末に横浜でお披露目された「動く」等身大ガンダムの話題を見聞きした人は多いだろう。これらを企画・主導したのもバンダイナムコだ。
現在はNetflixがシリーズ初の長編実写映画を製作中で、海外での注目度も高まっている。
さて、ここからが今回の「謎解き」だ。
バンダイナムコは今、人口問題や地球の環境問題など、ガンダムシリーズが伝えてきたメッセージを実社会での教訓とするべく、「GUNDAM UNIVERSAL CENTURY DEVELOPMENT ACTION(GUDA)」というプロジェクトに力を入れている。
遅かれ早かれやって来るであろう、現実の“宇宙世紀”。そこに向けて、人類の宇宙移住で起こり得る種々の問題や、地球と宇宙空間のサステナビリティに関する研究開発を進めているのだ。
成果の一部は、2025年の大阪・関西万博に出展予定の「ガンダムパビリオン(仮)」で披露するという。
25日のセッションでは、そのバンダイナムコの社長で「ガンダムメタバース」などの構想も主導している宮河氏が、落合氏と共にエンタメが社会変容にどんな力を持ち得るのか?を議論する予定だ。
実は大のガンダム好きで、昨年はガンダムシリーズのプラモデルをリサイクルした“ガンプラ茶室”のアートをプロデュースしていた落合氏。
「WEEKLY OCHIAI」でも、今年4月にガンダムシリーズ生みの親・富野由悠季監督と直接対話している(下の動画)。
そんな落合氏とバンダイナムコの描く世界観は、どんなシナジーを生み出すのか。
聴講チケットの情報や、同日25日のセッションラインアップは下のLPに掲載しているので、ぜひチェックしてもらいたい。

8つのテーマ、5000の希望

今回紹介したセッション以外にも、〈CHANGE to HOPE 2022〉は下に挙げる8つのテーマを軸にさまざまなスピーカーが登場して「これからの希望」を探っていく。
【GreenTech】のような地球規模の課題についてや、【Creative×Technology】【New Capitalism】などを切り口にビジネスの希望を考えるほか、【Future Work】をテーマに働く個人が希望を見いだすためのセッションも展開する予定だ。
東京會舘やMY PLAZA Hallなど、丸の内の8会場で同時多発的に行われるセッションでは、講演を「聞いて学ぶ」だけでなく、共にアクションを起こす「仲間探し」もできる仕掛けを準備中だ。
5000人(想定)の来場者それぞれが抱える閉塞感を打ち破り、希望を見いだす機会を生む参加型のビジネスフェスとなる。
続報は下のLPで随時発表していくので、期待していただけたら幸いだ。