2021/9/18

【開発秘話】ユニクロの女性むけ次世代ショーツが目指すもの

NewsPicks 記者
女性が抱える健康の課題を、テクノロジーで解決する「フェムテック(Female + Technology)」。
アパレルの世界ブランドが本格参入することで、近年拡大するフェムテック市場の勢いが、ますます強まりそうだ。
ユニクロが今月17日より、吸水機能がある次世代型のサニタリーショーツを発売開始した。
一般的にサニタリーショーツは、水漏れを防ぐことが求められるが、かといって密着性が強すぎると、蒸れて不快になる。こうした点を解決するために、さまざまな技術が必要になり、他のメーカーでは一枚5000円以上という価格帯もザラだ。
そんな中、ユニクロは1990円という思い切った値付けを行い、普及が期待されている。
近年、同分野にはさまざまなメーカーの参入が続いており、日本でもPeriod.(ピリオド)、Be-A(ベア)そして、Nagi(ナギ)といったブランドが話題を呼んでいる。
ファーストリテイリンググループでは、ユニクロに先んじてGUが、2021年3月に発売を開始している。
そんな中でのユニクロの参入。開発に際して、どのような課題に直面したのか。今後の普及の見通しは。開発責任者の炬口佳乃子氏に話を聞いた。