2021/3/25
【幹部直撃】パナソニックに学ぶ、巨大企業の「悩み」
なぜ、日本のカイシャは変われないのか──。
過去20年、日本企業は「次こそ変わる」と、ありとあらゆる手を打ってきた。名門パナソニックもその例外ではない。
ある時は「風土改革」、ある時は「構造改革」、別の機会には「ビジネス改革」と銘打ち、大々的に変革を宣言してきた。
だが、本当に変わった変革がどれだけあっただろうか。
小手先の改革では、組織は永遠に変われない。では、変われない問題の大元はどこにあるのか。
そこで、先ほどの3大・変革ワードそれぞれについて、パナソニックのキーマンとなるトップ3人に、同社が「変われない真相」を直撃した。
終身雇用が引き起こす「怠慢」
私はヒューレット・パッカードの日本法人、ダイエー、日本マイクロソフトという会社の社長をやってきました。毎回、やってきたのが風土改革です。
人間の性(さが)なのか、放っておくと、どうしても悪しき文化に流れていきますので。
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この連載について
創業100年を越えたパナソニック。そのCEOを9年間勤めてきた、津賀一宏CEOが今月末に退任する。家電から自動車へ、ものづくりからその先へ。苦闘をつづける日本企業を、NewsPicksが徹底検証する。
パナソニック株式会社(英語: Panasonic Corporation)は、大阪府門真市に拠点を置く電機メーカー。白物家電などのエレクトロニクス分野をはじめ、住宅分野や車載分野などを手がける。国内電機業界では日立製作所、ソニーに次いで3位。 ウィキペディア
時価総額
3.59 兆円
業績
