車大手3社、ソフトの連携検討 トヨタ・ホンダ・日産で共通化
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今後ますます重要になるSDV化向けて日系メーカーは提携の流れのようですね。効率化や共通化のためにスピード感が無くならない事を期待します。
テスラの車載ソフトの優位は運転制御にとどまらず、FSDによる自動運転、OTAやバッテリーマネジメント、UI等多岐に渡りますが、やはり自動車のプロセスとは異なった改善ベースのアジャイルなテックアプローチがそれらを可能にしています。車載OSはエンジン制御も含めた自動車のハードと結びついているので自社開発となりますが、(永盛さんが書かれているように)生成AIや半導体、セキュリティなど含め7分野の広い範囲での連携なのですね。
SDVを「クルマにスマホをつないだようなモノ」と誤解している人が私の周囲にもいますが、今後はSoftwareがクルマのハードの上位に立ち、性能自体を規定していくのがSDVということですよね。Software Defined(ソフトが主、ハードが従)の流れはクルマ以外のも様々な分野で進んでいきます。トヨタも社内では「Software First」と言っていると社内エンジニアがオンラインセミナーで言っておられました。
今後のソフトウェアの開発はハードの設計部隊も含めてクロスファンクショナルな組織でアジャイルな開発が求められるため、基本は内製または関連企業で行われます。そのために自動車各社は競ってソフトウェアエンジニアを採用しています。
Android Auto OSのような汎用OSもありますが、基本的な守備範囲はインフォテイメント領域に限られます。ハードも含めたクルマの性能を規定する車載OSがテック企業に独占されるようなことは起こらないと思います。この点はクルマはスマホやPCとは違うでしょう。令和6年から自動運転ビジネス検討会が、モビリティDX検討会に改められ、議論の領域はモビリティ分野のDX化というテーマが追加された。その背景にはSDV化を促進する経産省戦略があり、同省主導のモビリティDX検討会で議論され、次世代半導体を効率よく使うためAPIを協調領域として各OEMが合意した。その会議は5/20にLIVEで見ることができる。https://youtube.com/live/CziXtqdE3zs?feature=share