2024/3/21

【読書】伝え方の練習より大事な「紙1枚の下書き術」

NewsPicks編集部
NewsPicks編集部が、本の要約サイト「フライヤー」とコラボし、話題の書籍の要約をお届けする連載「10分読書」。
ぜひ、日常のひとときで新たな知識を手に入れてほしい。(4174文字)
(写真: Mironov Konstantin/Gettyimages)
INDEX
  • 話さなくても伝わる技術
  • わかりやすく伝える「理解=ロゴス」
  • 心に響いて伝わる「共感=パトス」
  • 信じて動いてもらう「信頼感=エトス」

話さなくても伝わる技術

「できるだけ話さないですませたい」
それがコミュニケーションについて、著者が根本で抱いているモチベーションである。
著者は子どもの頃から社交が苦手で、大人になっても性格診断をするといつも「内向的」という結果が出るほどだった。
本書は、伝えることに苦手意識を持つ人のための「コミュニケーションの極意集」だ。
「できるだけ話さないですませたい」と密かに思いながらも、「社会人としてそんなことではいけない」と無理して頑張っている人は多い。
そういった本音はあるが、「人は独りで生きていけない」というのもまた事実である。
だからこそ「伝える力」を簡単に諦めてはいけない。内向的だからといって、すべてを自己完結していては人生もキャリアも詰んでしまう。
「伝えたくない、でも伝わってほしい」という相反する想いを叶えるにはどうしたらいいか。本書ではその極意をお伝えする。