仏・パリ ルーブル美術館の「モナリザ」に環境活動家がスープかけ抗議
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最近、環境活動家と言われる人たちが、名画にペンキやスープをかけるというのが流行り。自分たちの理想を主張するための身勝手な行動なのは言わずもがなですが、その活動にオリジナリティも共感性も無い。
ただ、一点だけ同情すると、最近の若者は幼いころから気候変動問題について危機的な状況だというのを聞かされ続けて、精神的なバランスを崩すまでに至る人もいると言います。環境問題について学ぶ機会は重要ですが、危機感をあおりすぎるようなことになっても良くないので、伝える側が気を付けるべきだと思っています。
注目のコメント
あ~。
モナ・リザのある部屋は床もフローリングで壁紙も数年前の改装時にクリーム色から表面ツルツルの暗い色に、要するに防弾ガラスで保護された絵そのものも含めてスープのぶっかけ程度で損傷したりシミが残ったりするものは周囲に皆無。後始末としてはマジックリンの拭き掃除で十分。
ただ同じ部屋にはヴェロネーゼやティントレットなど16世紀ヴェネツィアの大作が数多く展示され、保護ガラスの無い作品も少なくありません。計画する側も綿密にモナ・リザにターゲットを絞っているはずですが、実行時に混乱してそちらにとばっちりが起きないか心配です。
ルーブルは入館時に一応セキュリティチェックはありますが割とザル。チェックの先には飲食物を買えるフードコートもある。全員荷物を預けようにもあの入館者数を捌けるほどクロークのキャパがあるわけでもない。
そのため小さなバッグの持ち込みは黙認されており、要するに展示室内への飲食物の持ち込みを完全に防止するのはまず無理。ある程度は入館者への信頼の上に成り立っています。
前回のケーキを投げつけられた事件では車椅子だと通常より作品の近くに誘導してもらえるという美術館側の配慮を逆手にとって車椅子の女性に扮装した男性の犯行でした。
そうした信頼を逆手に取った愚行を重ねられると、どんどん入館や作品鑑賞が窮屈になる方向に美術館も対策を採らざるをえなくなるため迷惑。モナリザはルーブルの1番人気で順番に見ては係員にとっとと帰されるし、仕切りを隔てた遠い場所からしか見れないし、そもそも小さめの画ので見応えが無い。それはこういう輩から守るため。環境活動家とメディアは書いてはダメ、単たる幼稚なテロでありまともな環境活動家にとっても面汚し。
世界のサーキュラー・エコノミーを推進するエレン・マッカーサー財団の創設者であるエレン・マッカーサー氏は、単独世界一周・大西洋横断ヨットレーサーとしての経験を通じて、レース中の資源の有限性が、一方通行に消費され続ける地球の資源の状況と同じだと気づき、その行動の源泉になったといいます。
環境問題を危惧する気持ちがある者こそ、不可逆性を有するもの、取り返しのつかないものを大切にする意識の高さがあるはずであり、このような活動家の行為には強い違和感を覚えます。