2024/1/30

【新潮流】スタートアップにも「プロ経営者」の時代が来た

泉 秀一
NewsPicks 編集委員
あるスタートアップの新たな選択が、にわかに話題を呼んでいる。
再生医療を手がけるセルソースだ。
2015年に設立されたセルソースはこれまで、創業者である商社出身の裙本理人氏が経営を担ってきた。
ところが、昨年12月にプロ経営者である元ファミリーマート社長の澤田貴司氏の社長内定を発表し、スタートアップ業界を驚かせた。
そして、1月25日の株主総会で承認され、澤田氏が社長に就任した。
海外ではスタートアップにプロ経営者を招聘する企業は少なくないが、社内昇格が大半の日本では珍しい。
なぜ今、プロ経営者を呼んだのか。大企業で経営をしてきた澤田氏は、スタートアップで何を担うのか。
社長を退任しCXO（最高変革責任者）として新規事業を担う創業者の裙本氏と、新たに社長に就任する澤田氏が語った。
INDEX
  • 細胞加工の「セントラルキッチン」
  • 「合理的」に判断する
  • だから「澤田さん」だった
  • 「常識」にとらわれるな
  • 澤田の「譲れない条件」
  • 「100→1万」のつくり方
  • スタートアップ後継に選択肢を