2024/3/15

新社会人に贈りたい、最強の「お守り言葉」

学生に様々な質問をし、リアルな声をお届けする企画「学生VOTE」。今回は新社会人に贈る特別版です。
卒業シーズン──
新たな一歩を踏み出す新社会人のみなさま、おめでとうございます。
新たなスタートを切り、逆境や乗り越えたい壁が出てくる時もあると思います。そんな時、先輩社会人の方々はどのように乗り越えたのでしょうか。
For Studentsでは、先輩社会人が今でも支えられている「経験と知恵」が込められた言葉を、ギフトとしてお届けしたいと考えました。新たな旅へのエールとして受け取っていただけると幸いです。
今回は社会人の先輩であり、プロピッカーを務められている松本麻美さん川端隆史さん安藤益代さんにもお聞きしました。
新人時代に受け取り「今も大事にしている言葉」は?
なぜ今も大事に感じているのですか?

誰にでもある新人時代。社会人のみなさま、当時受け取り、いまも支えとなっている「心に響いた言葉」はありますか?ぜひコメント欄にお寄せください!
新入社員で悶々と悩んでいる時、メンターの先輩から教えてもらいました。
働いていると、物事が自分の思い通りにいかないことが色々とありますよね。

そんな時は、つい「状況を変えよう!」とがむしゃらになってしまったり「どうしてこんなことが起きるのか?」と自分や周りを責め立てたくなってしまいます。でも「うまくいかない」という現状をまるっと受け入れて、状況が変わるのを静かに待つというのも一つの在り方なんだなと学びました。

今も時々、大変だと感じるような状況に直面したら、この言葉を思い出しながら、状況は変わるべき時には変わると信じて、じたばたしないように心がけています。
この言葉は、私がまだ20代のとき、知の巨人と呼ばれた故・石井米雄先生との個人的な会話の一部です。東南アジア研究ではその名を知らない人はいないほどの重鎮です。

石井先生は外務省のタイ語の専門家としてキャリアを開始し、途中で京都大学東南アジア研究所の開所に合わせて学術界に転じ、上智大学、神田外国語大学などを歴任。日本におけるアジア理解に多大なる功績を残しました。

今、私は外務省を離れ、様々な企業での仕事やプロボノ活動などをしています。目の前のことにとらわれて、長期的な価値を忘れてしまいそうになる時、意識に落ちてくる言葉。まるで、石井先生が天国から「ちょっと待ちなさい。私の言葉を忘れてしまったのですか」と見守って下さっているようです。
これは私が社会人駆け出しのころ、隣の部の部長さんがかけてくれた一言です。

単純作業の続きでふくれっ面をした私が、何かを伝えに行った時のこと。鼻っ柱の強そうな新人がいるなぁぐらいに思ったのかもしれません。でもその言葉を聞いた瞬間、なぜか自分の目線が急に上がるのを感じました。

社会人になると、こんなはずじゃなかったとか、これって意味があるのと思うこともあるでしょう。そんな時は、少し未来の自分像を考えてみると、どこからか魔法のようにエネルギーが湧いてくるもの。あの部長さんは、それに気づかせてくれました。

このマジックワードを、今度は私からみなさんに贈ります。
「あなたが今までに受け取った、心に響く言葉」はなんですか?どんな場面で、どんな理由で響きましたか?コメント欄にぜひお寄せください!
今後もみなさんが「大学生活で気になっていること」「Student Pickerに聞きたいこと」など、さまざまな質問を募集中です。次回もお楽しみに!
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