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【脱炭素の次】グーグルから投資家まで「水問題」に注目

NewsPicks編集部
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    アニマルスピリッツ Director

    日本は比較的水資源が豊かな国なので、水不足と言われてもピンとこないかもしれません。
    しかしながら、国連によると現在の水の消費と生産パターンが変わらなければ、2030年までに世界において水供給が40%不足すると予測されています。
    また、NASAによれば、主要な帯水層37のうち、13の帯水層はすでに枯渇していると分析されています。

    水不足リスクというとインドなどを想像されるかもしれませんが、加えて中国では60%の地下水が汚染されていると言われており、アメリカでも世界最大級の帯水層が10数年内に枯渇するという予測まであります。先進国、新興国問わず水資源不足のリスクに直面しています。

    記事の中にある「水の供給拡大」のソリューションの中には、海水の淡水化というアプローチもありますが、大気から水を生成するというアプローチもあります。
    Breakthrough Energy Venturesの投資先であるSource Global社や、弊社投資先のサステナウォーター社はその最先端のアプローチに挑戦しています。


注目のコメント

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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    水は農業生産に直結するので、使用できる水が減れば、生きていけない人間は増えます。
     生きていけない人間は、死ぬ訳にはいかないので、水のある地域へと人口の移動が起きます。

    「脱炭素の次」といっても、脱炭素がさほど進んでいるとも思えません。
     それはともかく、水不足は、脱炭素が進もうが進むまいが起きます。
     主な理由は、農業生産の世界的な急拡大と、都市部への人口集中です。
     水は、あるところにはあります。ただ、米国、中国、インド、南米、アフリカ諸国などで、農業生産が何倍~何十倍にも増えた結果、従来あった水では不足するようになりました。
     人口2000万人以上というようなグローバル・メガシティなどと呼ばれる都市が増え、人類全般の都市化が進んでいることから、都市に水を集めていますが、集めても足りない、という都市が増えてきました。特にインドです。
     海面が1m上昇すれば、人口移動は起きるでしょうが、死ぬ人間はそれほど出ないかもしれません。
     世界の食料生産が5%減れば、死ぬ人間は数百万人単位で出ます。

    食料生産以外にも、水不足の影響は多方面で出てきます。
     製造業ができなくなる土地も増えます。
     川の流量が減れば、水質汚染が濃縮されます。イラクなどのユーフラテス川流域では、農業生産が減るとともに、金属による汚染の影響で、明らかにイタイイタイ病のような公害病が増えています。あまりちゃんと調査されていませんが。

    水不足による人口移動は、アフリカの特に北西部、中東、それにインドの北西部から始まります。やがて、他のアジア、アフリカ諸国でも起きます。

    海水の淡水化などは、今の水準では、誤差の範囲でしか淡水を確保できません。サウディアラビアのように、それこそ原油を湯水のごとく金に換えて注ぎ込めば、ある程度の分量は確保できますが。世界のほとんどの国では無理です。
     最も有効な対策は、ダムの建設と浄水施設による再利用でしょう。アフリカやインドなどの南アジアでは、ダムも浄水施設も未整備な川が多く、とりあえずまともなダムが無い川にダムをつくるだけでもだいぶんましになります。
     そういう国に限って、すでに水不足で紛争状態に陥っており、インフラを整備する余裕などないのですが。


  • NewsPicks 編集委員(ニューヨーク支局)

    グリーンビジネスの2024年、脱炭素の次にくるキーテーマとして、水に注目をしてみたいと思います。実は気候危機でひきおこされる、目の前のシリアスな問題というのは、ほとんどが水絡み(干ばつ、水不足、洪水など)です。だからこそ、実は世界の企業が水専門のチームを作り始めています。

    グーグルやマイクロソフトのように、データセンターの冷却に莫大な水を使うようなテクノロジー企業から、ネスレやスターバックスのように、水資源をそもそも商品にしている会社、そして農業や畜産業などまで。気候危機=水危機という図式が、さらに経済やビジネスでも認識され、一方で新しいイノベーションなども期待されます。

    2023年の夏は、地球の最高記録を塗り替えるショッキングな暑さでした。地球沸騰時代を、来年も面白くカバーしてゆこうと思っています。


  • 株式会社農天気 代表取締役農夫

    私が農業に転職した理由として
    フィリピン、ルソン島の北部山岳地帯の延々と続くはげ山を空の上から見てしまったということがあります。テレ朝の「素敵な宇宙船地球号」という環境問題番組の取材でした。
    そもそもは日本と同じ稲作が主のフィリピンですが、伐採が進み、雨季は洪水、乾季は干ばつという状態で、木を切って炭を焼いて換金するという悪循環で農村が荒廃、
    人々は困窮の上、都市部に流れ込んでスラムを形成というまさに「国土が壊れてしまった」とも言える状態でした。
    おそらくその森林からとれた安いラワン材などを建材として私たち日本人は豊かな住環境を形成してきたであろうという罪悪感もなかなかでした。

    雨水は森林や草地で吸収され、徐々に土中に流れ込み、湧き水や河川となって時間をかけて海に流れる過程で人類含む多くの生命の文字通り「血肉」となっていきます。これは人類が重機などでその水の流れを絶たなければ当然のように繰り返される営みです。
    その地球上の生命共有の財産を散々壊してきたうえで・・・
    「水源地を買って転売して儲ける」「海水を淡水に代えて儲ける」という新たな搾取を産もうとしているというのはまさに人類の存在こそが地球上の生態系最大の禍いと改めて思わずにはいられません。

    戦争がビジネスチャンスであるように、地球環境の危機も最大のビジネスチャンスなのでしょう。

    そんな皮肉を言っても何も変わりませんし、日々は続いていく中で我々はどのように生き、何を仕事として次世代にバトンを渡すべきなのか・・・
    実に重苦しい記事でした。


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