2023/12/27
【初公開】年収1000万と800万円の「スキルの違い」10選
「100万人以上」のデータを徹底分析
2023年は、「リスキリング元年」とも言われた。
岸田文雄首相は個人のリスキリング支援に5年間で1兆円を投じる方針を発表し、「人的資本開示」にリスキリングの記載が推奨されるなど、今年、このコンセプトは一気に広まった。
改めていうと、「リスキリング」とは、新しいスキルを身につけ実践し、そして新しい業務や職業に就くことだ。
ただ、スキルは労働市場からの需要があってこそ、価値を生むもの。今の自分がどんなスキルを身につければ良いかは、市場のニーズを把握しない限り難しい。
そこでNewsPicksは、パーソルキャリア「サラリーズ」「タグものさし構想」の協力を得て、同社が蓄積した100万人以上の勤労者の職務経歴書のデータを解析。5つの業種・職種別の年収800万円以上、年収1000万円以上の働く人の「ワークタグ(職務経歴書に書き込んだ経験とそこから得たスキル)」を緊急入手した。
2023年、どのような「ワークタグ」を持つ人が高収入を獲得しているのか。そして、年収1000万円を超える人材と、800万円にとどまる人のスキルと経験の差とは何か──。
全10業界の徹底分析から見えてきた「最新の極秘データ」を、「サラリーズ」「タグものさし構想」責任者の正能茉優さんの解説ともにお届けする。
- 「100万人以上」のデータを徹底分析
- 1.【IT業界】「業務改善」より稼げるスキルは?
- 2.【メーカー】「プロジェクト」をもっと回せ
- 3.【金融】高年収は「モニタリング」がカギ
- 4.【商社】1000万超えだけが書けるキーワード
- 5.【インターネット】大台の壁は「事業」に
- 6.【官公庁】指揮よりも「運営」で大台超え
- 7.【クリエイター】個人技より「戦略」がカギ
- 8.【営業】意外にも「アレ」が年収直結
- 9.【企画・管理】高年収はやはり…コンプラ
- 10.【エンジニア】業務改善+αが高年収の道
- 結局、全種に共通する「最高のスキル」は?
1.【IT業界】「業務改善」より稼げるスキルは?
まずは、IT・通信業界の年収800万と1000万円の人のワークタグの違いについて見てゆこう。