2023/7/7

今年最大級の118億円調達。キャディの何が「スゴイ」のか

NewsPicks ジャーナリスト
2023年最大級となる118億円の資金調達を発表したキャディ。「スタートアップ冬の時代」なぞ「どこ吹く風」といわんばかりに。
調達資金は、次なる挑戦として
📌「ものづくり版GitHub」と呼べるソフト開発
📌今年本格進出したアメリカ事業の拡大
に向けて活用する。
キャディといえば、マッキンゼー出身の加藤勇志郎氏、アップル出身の小橋昭文氏の創業者2人をはじめ、華麗なキャリアの人材が集まる。
しかも、この天才・秀才集団のミッションは、ニッポンの町工場を含めた「ものづくり産業のポテンシャルを解放する」こと。
そして、2030年に1兆円ビジネスを目指す。
独自の企業ストーリーと高い成長性があいまって、NewsPicksでもすっかりおなじみのスタートアップとなった。
ところで、そもそもキャディが本当に目指していることは何なのか。
日本の製造業の課題に対して、芯を食ったビジネスなのか。
そして、アメリカ進出の勝算はあるのか。
加藤代表に直撃インタビューした。
INDEX
  • 総調達217億、評価額は?
  • トヨタ式に続け、キャディ生産方式
  • DXは「変えず」に「変える」
  • ものづくりのGitHubへ
  • 学生時代からアメリカを意識
  • 町工場のポテンシャル

総調達217億、評価額は?

キャディは、加藤代表と小橋CTOが2017年11月に創業した。
2年前に約80億円の資金調達(シリーズB)では、調達後評価額は推定480億円だった。