2023/3/20

【原点回帰】日本は「名もなきイノベーター」を復活させよ

NewsPicks ジャーナリスト
ソニーグループの次期社長の十時裕樹氏、トヨタ自動車の次の社長の佐藤恒治氏の若き姿を知る男がいる。
人事コンサルティングファームのコーン・フェリー・ジャパンのシニアクライアントパートナーの綱島邦夫氏だ。
マッキンゼー・アンド・カンパニーNY事務所などに勤め、ソニー創業者の故盛田昭夫をはじめとする企業経営者の生の声を聞いてきた。
綱島氏によれば、バブル崩壊後に自信喪失した日本企業は、1990年代以降、致命的な過ちを犯したという。
それが「隣の芝生は青く見える」とばかりに取り入れた「エセ米国流」。それは
📌経営企画室主導の数値目標管理
📌事業の「選択と集中」
📌組織のフラット化
📌ジョブディスクリプション(職務記述書)
むしろ、1980年代の日本企業の隆盛期に大活躍していた「名もなきイノベーター」の復活こそ、日本企業の再興のカギを握ると説く。
そこで、日本企業の酸いも甘いも知る生き証人である綱島氏に直撃した。
INDEX
  • 名もなき課長こそイノベーター
  • 日本企業を蝕んだエセ米国流
  • 中間管理職からコア管理職へ
  • 日本復活への道
  • ビジョナリーリーダーの次に来るもの