【要点】最新決算を読み解くポイントは、たった一つ
- 決算のカギを握るもの
- 重要なのは「経済価値」
- 経営危機のなぞを解く
- 「エセ好決算」を見抜く
- 「のれん」の恐怖
- これから注目される指標
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上場企業の会計アプローチが
収益費用アプローチ(収益費用中心観)から
資産負債アプローチ(資産負債中心観)へ変化して
実は20年ほど経っています。
会計を難しくさせている、減損会計や棚卸資産の低価法、
税効果会計辺りは全て資産負債アプローチを実現するための
会計手法です。
とはいえ、貸借対照表上の資産の金額が万能、
全て公正価値で評価されているかといえば、
微妙なところがあります。
典型的なのが有形固定資産。
取得した金額から過去の減価償却費計上額を控除した
残りカス的な数字です。決算時点での時価でも、
将来の収益獲得額を現在価値に割戻した額でもありません。
過大評価になっている場合を減損会計で防いでるに過ぎません。
そのため、BSだけを過信するのも危険です。
あと、投資の典型例の1つに有価証券もあります。
これも支出を伴いますが、費用にはなりません。
今回紹介するのは、費用とは似て非ざる「損失」
結構、人生と似ているかと思います。
それは、他人の期待に応えようと、ストレッチをかけてしまう、こうして精神的に負担がかかると
すぐにはストレスになりません。つまり、目下のストレスに相当する「費用化」が先送りされます。
こうして、心のバランスシートにひずみが生まれ、再t後は減損損失のように、心のストレスが明るみに出る。
企業も同様です。
直近まで「増収増益」を続けてきたピンピンの黒字カンパニーが、ある日突然に業績下方修正を発表しては、瞬く間に下り坂を転がり落ちる。こうしたことが、たびたび起きて問題となっています。ちっとも健全なことではありません。
10年間ほぼ赤字続きでも存続した船井電機という会社もあれば、「なにわのジャックウェルチ」と称された経営者率いる三洋電機が、数年後に経営に行き詰まるケースがありました。
こうした要因は、資産の肥大化。資産とは将来価値を生むものであるから、損失化を避けたがりますが、最後は結局爆発します。
これが理解の助けになるかどうかわかりませんが、なるべく資産化せずに費用化することが肝要だと、肝に銘じてします。
よい記事。
メディアにも、アナリストにも、実はしっかり決算書が読めていない人が多すぎると思う。企業業績に関する記事を書いたり、投資対象企業の個別の取り組みを議論する前に頭に入れておくべきことがたくさんある。ジャーナリストを称する人々こそ読むべき内容が詰まった特集です。
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