アマゾンが運航委託 航空輸送網、ハワイアン航空に
コメント
注目のコメント
これはアフターコロナの経営の立て直しと経営の多角化を急ぐハワイアン航空と、自前での輸送網を拡大したいアマゾンの利害が一致したというところでしょう。ハワイアン航空にとっては既存のA330を使うことで手早く新事業に参入できるほか、アマゾンとしてはワイドボディ機なので十分な輸送量を確保することが出来ます。
ハワイという場所柄、何か米国本土からハワイを経由して東アジアにやってきそうな感じがしてしまいますが、将来はともかく当座は米国内での輸送が主なミッションとなる模様です(ハワイアン航空が米国本土に運航拠点を新たに整備するという報道があります)。
ただし米国からハワイ経由で東アジアというのはA330の航続距離があれば可能となりますので、今後のオプションとして米国本土から国際貨物輸送を行うということも考えられます。ハワイアン航空であれば東アジアの空港にも多く就航していますので、仮に東アジアに貨物便を飛ばすとなってもすでにノウハウがあるのは強みです。Amazonは、段階的に航空輸送を自社化してきた。
2016年に運航自体も含めたウェットリース形態でAtlas Airという航空貨物の会社と始めた(①)。2021年にはDeltaなどから中古の機体を購入と、自社で持つ・やる部分を増やしている(②)。また全体の戦略などは③にまとまっている。
今回はHawaiian Air。Hawaiian AirはA330は運航しているが、貨物航空のオペレータではない。なお、Hawaiian Holdingsの時価総額は約7億ドル。
米国とアジアとかをハワイをハブにして結ぶ?(FBA事業でグローバル展開とかを支援するインフラ?)
①https://newspicks.com/news/1707019
②https://newspicks.com/news/5515342
③https://newspicks.com/news/6829271
※下記からコメント転載
https://newspicks.com/news/7705739よく、ポイント利用の分野で、たとえ話しとして「◯◯経済圏」などという表現が使われるが、Amazonはリアルの世界で、様々なタテワリの事業者との機能連携を自社のエコシステムの中に内製化して取り込む「社会システム」を構築しつつあるように感じます。こういう取り組みこそ本当の「経済圏」作りと呼ぶべきではないだろうか。