2022/7/29

【直撃】新規事業が期待先行で終わらないためにやるべきこと

NewsPicks ジャーナリスト
期待ばかり先行し、成果が出ないと手のひら返しで「失敗」と位置付けられてしまう新規事業。
グーグルが2012年に発表した次世代メガネ「グーグル・グラス」や、この6月にサービス終了した「ZOZOスーツ」が、その事例かもしれない。
実際の世の中では、さまざまな理由から、すぐには成果を出せない領域も少なくない。だからこそ、失敗を含めて長い目で見ることが重要だ。
そんな中、農業という新分野で探索活動を始めた企業がある。世界の4大ロボットメーカーの一角を占める安川電機だ。
サステナブル社会実現のため、2025年に向けた経営ビジョンの柱の一つに、「農業の自動化」を位置付けた。
ところが、話を聞けば聞くほど、「本気なのか、本気じゃないのか」よく分からない。
この「ゆるさ」こそが、新規事業への過剰な期待を防ぐうえで重要らしい。
そこで、安川電機の小笠原浩社長に、農業ロボットの「本気度」をぶつけてみた。
INDEX
  • ほかにやることがないから始めた
  • 成果を聞かれたら「とぼける」
  • 逃げ道も用意する
  • イノベーションはユーザーから