【理由】本業と社外活動で忙しくても、コミュニティに顔を出したいと思ったワケ

2022/5/16
ビジネスウェア3.0を定義する」というミッションを掲げ、さまざまな取り組みを行っている共創コミュニティ「シン・シゴト服ラボ」。NewsPicksユーザーの中から、活動内容への関心が高いメンバーが集まって誕生しました。
コミュニティメンバーは、洋服の青山などビジネスウェア専門店を運営する青山商事と一緒に、働き方が激変する時代の中での新しいビジネスウェアのあり方について議論を交わし、商品やサービスを一緒に開発(共創)することを目指しています。
今回は、シン・シゴト服ラボが取り組むプロジェクトの一つ「店舗活用プロジェクト」のプロジェクトメンバーであり、普段は大手通信会社に勤務する飯田有紀子さんにインタビュー。なぜシン・シゴト服ラボに携わるのか、シン・シゴト服ラボ編集長の山尾真実子が聞きました。

「仕事服のプロトコル」が難しい!

山尾:いつもコミュニティ活動にご参加頂いてありがとうございます!改めて「シン・シゴト服ラボ」に関わり始めた経緯を教えてください。
飯田:知人から話を聞いて「コンセプトが面白そうだし、少しのぞいてみようか」と思ったのがきっかけでした。
本格的な参画を決めた理由は2つで、1つ目は、私自身が仕事服のプロトコルの難しさを感じていたからです。私は新卒で今の会社に入社して約3年間、地方で法人営業として勤務していました。オフィスだけでなく、実際に作業を行う現場に伺うこともあり、動きやすく汚れても良い服が求められることも多かったです。どんな服ならオフィスでも、出先でも失礼にあたらないのか、悩んだこともあります。
同じように服装に悩んでいる若手の社会人も多いのではないかと思っていたなか、シン・シゴト服ラボの「ビジネスウェア3.0を定義する」 は意義のある取り組みだと感じました。仕事服のプロトコルを定めることで、悩める社会人を少しでも減らせるのではと思ったのです。
飯田:2つ目の参画理由は「店舗活用プロジェクト」は私がテーマにしていた「場づくり」の要素があって関わりやすいと思ったからです。コワーキングスペースの立ち上げや、若手社会人コミュニティの立ち上げの経験があり、自分のノウハウを提供できる可能性があると思いましたし、さらに自分の知見を広げられるとも感じました。

「キャリア」「地域」軸で知見を広げたい

山尾:飯田さんはシン・シゴト服ラボに参画される以前から、本業とは別でコミュニティ運営に携わっていらっしゃいます。日中は普段の仕事があるなか、どうして有志活動にも積極的に参加されるのでしょうか?
飯田:今の自分のテーマだと思っている「キャリア」「地域」という2つの軸について、もっと学びたいと思っているからです。
キャリアについては、大学生の頃、インターンや1DAYのキャリアイベントに参加したのをきっかけに興味を持ちました。縁あって学内で1、2年生を対象とするインターンを企画する機会がありました。そこで、学生と企業、学生と社会人、さまざまな人の出会いやご縁をつなぐ活動を通して、人生やキャリアに興味を持つようになりました。
私自身は、HR領域への就職はしなかったのですが、ライフワークとしてキャリアに関わり続けたいと思うようになったのです。
地域については、初期配属先の仙台はじめ東北における出会いの影響が大きかったです。東北には震災後に地域のために立ち上がった方や、復興の関連から東北に移られた方がいて、両者が良い感じに融合しながら、さまざまな活動を展開しています。そんな彼ら彼女らの、地域の課題に対してジブンゴト化して真摯に向き合う姿勢に心を打たれ、こういう人たちのために何か一緒にしたいと思ったことが、地域を軸に活動をしている原点です。

“人”が魅力のコミュニティで私らしい関わり方

山尾:飯田さんは、シン・シゴト服ラボに参画して1年以上、店舗活用プロジェクトに関わってくださっています。どこに魅力を感じていただいているのでしょうか?
飯田:とにかくコミュニティメンバーが素敵な人ばかりなことです。アイデアブレストが前向きに行え、全てがポジティブでした。会議自体がいい意味でほんわかした雰囲気で、みんなでディスカッションしようよという暖かい空気感がありましたね。
また、自分に足りないビジネス的な視点が身に付くところも魅力でした。
自分はどちらかというと発散思考で、アイデアを出すのが得意でもまとめるのは苦手だったりします。シン・シゴト服ラボの企画会議では、ビジネスの世界で第一線を走る人たちと対等に議論ができ、自分がまとまらない意見を出してしまっても、軌道修正してくれました。楽しいディスカッションでありつつ、きちんとビジネスに関する知見も深められ、学ぶことが多かったです。
実際のプロジェクト活動では、ビジネス面での貢献は私よりも得意なコミュニティメンバーの方がリードして、私は「自分ゴト化してアイデアを出すこと」を心がけていました。就活相談などで学生と触れ合っていることも多いですし、私もまだ社会人5年目なので学生や若手の社会人という観点からコメントしたり、地方経験を還元しようと地方で感じたニーズを思い出しながらコメントし、ユーザー起点のサービスづくりに貢献できればと思っていました。
とはいえ、仕事や有志活動で忙しく、思うように活動に参加できないこともあり、その時は歯がゆさもありました。それでも、シン・シゴト服ラボは自分を受け入れてくれる雰囲気が好きで、とりあえず顔を出したいと思える居場所の一つでしたね。

「飯田ちゃんにお願いしたい」と言われるように

山尾:今後の展望を教えてください。
飯田:シン・シゴト服ラボの一員としては、最近始まった新しいプロジェクト「#きがえよう就活」に積極的に参加していきたいと思っています。私はこれまで、さまざまな活動を通して就活生の悩みを人一倍聞いてきました。人に寄り添うこと、人と人とをつなぐことは経験があるので、強みを活かしてプロジェクトに貢献したいですね。
個人的には、キャリアと地域の軸で、会社の看板がなくても一人称でできる力を身につけたいと思っています。今はまだ、会社や所属する団体の一員として価値提供することが多いですが、本業と課外活動をうまく融合させ「飯田ちゃんにお願いしたい」と言ってくれる人を増やしたいです。

ビジネスパーソンの課題解決に一緒に取り組む、コミュニティメンバーを募集

シン・シゴト服ラボでは、今後も「ビジネスウェア3.0を定義する」というミッションに向けて、さまざまなプロジェクトに取り組んで参ります。活動内容は服に留まらず、仕事環境そのものも「装い」と捉え、これからの社会に求められる新しいあり方の探求を続けていきます。
ビジネスウェアについて課題を感じている人はもちろん、日本型の古い慣習に疑問を感じる、仕事のパフォーマンスをもっと向上させたい、などビジネスに関する課題意識をお持ちの方も、ぜひご参加ください。企業や業界の枠を超えた挑戦を、私たちと一緒にはじめてみませんか?
コミュニティについて、さらに詳しく知りたい方はこちらへアクセスください。#きがえよう就活プロジェクトの発足の経緯や、コミュニティマネージャーの想いについてはこちら
編集:山尾 真実子(シン・シゴト服ラボ編集長・青山商事)
共同編集:種石 光(NewsPicks Creations)
執筆:熊井 亜希
カメラマン:西田 優太
デザイン:武田 英志(hooop)