買い取り価格高騰、「旧車」ブームが広がっている
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いつも書きますが、日本は新しいクルマに買い換えるのを励行する税制や施策、車輌登録に関する煩雑な手間による高額な諸経費、それらによる中古車価値の低下により、比較的早い時点で廃車になります。
つまり、旧車はぞんざいに扱われてきたので、タマが残らない、足らない。
だから今更人気とか言われても供給は少なく、取合い。
価格が高騰するだけになります。BS朝日の「昭和のクルマといつまでも」とか、おぎやはぎさん司会の「愛車遍歴 NO CAR NO,、LIFE」とかをよく見ています。
服や靴は昔からの変わらないモノも愛されています。一方「クルマは進化一辺倒」。そこが少しさみしい。
機能の進化や法規制(安全、環境)によって昔のようなスタイルは難しいのは分かりますが、クルマ会社のデザイナーが過度に新しさを追求してきたのも一因だと思います。
EVになればデザインの自由度が上がるような気がします。未来的なデザインばかりでなく、「懐かしい感じのEV」も出してほしいです。旧車は年代で定義するのが一般的ですが、法律の変更により生産できなくなったクルマともいえます。リトラクタブルヘッドライトや古い排気ガス対策などがそれに当たります。
クルマに限らず、需要がありながら再生産できない物の値段は物価変動など貨幣価値の低下に反比例して上昇するのが普通です。古い日本車の価格高騰を牽引したのはアメリカをはじめとした外国人バイヤーであり、言い換えれば円が為替レートの変動以上に実際は弱くなっているともいえます。
25年ルールで高騰したGTーRなど、外国人からみたドル価格が異様に安かったからに他なりません。他方MX-5など最初から輸出されていたクルマの日本国内での値上がりは、2/3になった為替レートと米国の物価上昇を考慮すればまだ常識的な範囲です。