2022/3/12

【現地ルポ】米国40年ぶりのインフレ率、今何が起きているのか

NewsPicks 編集部(シリコンバレー支局長)
インフレが止まらない。
アメリカで10日に発表された、2月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で7.9%の上昇となった。これは1982年1月以来、40年ぶりの高い水準だ。
7%を超えるインフレ率が、1970年代と1980年代前半だけだったことを見ると、今回のインフレがどれだけ異常事態なのかがわかる。
ガソリンの価格に始まり、食料品、住宅、新車・中古車といった、生活に必要なものが全方位でどんどん値上がり。一向に収まらないインフレは、市民の懐を直撃しているのだ。
足元では、ロシアのウクライナ侵攻に国民の注目が集まっているが、実はアメリカ国民の最大の関心は経済問題にある。
実際に現地で何が起きているのか、NewsPicks編集部のシリコンバレー支局から、その生々しい現状をお伝えする。
INDEX
  • ガソリンが毎日上がる
  • 食品が軒並み↑
  • もうスズキに手が出ない
  • 時給22ドルが登場
  • 冷めない中古車市場
  • 最大の関心は経済

ガソリンが毎日上がる