2021/12/17

【視点】エネルギー問題の鬼門・21世紀をどう乗り切るか

Podcast Studio Chronicle 代表
急速に進む気候変動問題を解決するためには、温室効果ガスの排出量削減が急務。
世界各国で再生可能エネルギーの活用が進められているが、「再生可能エネルギーを使ったからといって、パラダイスが起こるわけではない」と『エネルギーをめぐる旅』の著者であり、JX石油開発で技術管理部長を務める古舘恒介氏は指摘する。
エネルギー問題を解決するために大切な視点とは何か。物理学、歴史学、そして国際政治を往復した、エネルギー論が語られる。
INDEX
  • 散逸構造とは何か?
  • 文明社会も「散逸構造」である
  • 文明社会という台風は限界に達している
  • 再エネでパラダイスは実現しない
  • 切り札は「核融合」?

散逸構造とは何か?

──古舘さんの著書『エネルギーをめぐる旅』を読んで、人類は思っている以上にエネルギーを大量に消費していることを認識しました。