2021/10/27

【解説】なぜ今、テスラの時価総額は「1兆ドル」に達したのか

NewsPicks記者
テスラの勢いが止まらない。
電気自動車(EV)大手の米テスラの時価総額が10月25日、一時1兆ドル(約110兆円)を突破した。
この株価の高騰ぶりは「記録ずくめ」だ。
時価総額1兆ドルと言えばアップル、アマゾン、アルファベット、マイクロソフトといったテック企業が多く、自動車メーカーとしてはテスラが史上初。しかも、一時フェイスブックを上回っている。
ライバルを見渡すと、決して自動車業界全体が好調というわけではない。長引く半導体の不足や、コロナ禍を受けた減産などで、むしろ自動車各社は苦しんでいるのが現状なのだ。
ではなぜテスラは「一人勝ち」を続けられるのか。NewsPicks編集部が3つのポイントに絞って解説する。
INDEX
  • ①なぜ「今」1兆ドル超え?
  • ②なぜ半導体不足の影響が出ない?
  • ③今後の焦点は?

①なぜ「今」1兆ドル超え?