ホンダ、新車納期1年超えも 半導体不足が販売にも影
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納期一年はモデルによる。メーカーとしては楽観的な見込みより最悪の場合を伝えるほうが、顧客との契約・期待値を履行できない状態より買えない不満のほうがまだ対処しやすい現実があろう。
とはいえ、それは商機を逸することとの表裏一体。それでもこういう期待値設定をしないといけないほど深刻ということ。
最近になって一気にこういった報道が出てきているのは、半導体不足の根本課題が解消されていないということ。
下記でコメントしたが、半導体は生産開始から納入まで数か月かかる。なので昨年末くらいからの需要不足について、そこから逐次でキャパ確保・生産がされていれば解消したり悪化はしないタイミング。
それを各社は期待したり、政財界協力して供給を確保しようとしてきた。だから短期的な減産で年後半には回復といった見通しだった。そうなっていないのは、結局自動車用半導体の生産が、そもそも半導体需要が様々なところで活発な中でキャパが取れなかったり、古い装置を使うことが多く、この好況の中で装置メーカーもそれをいまから作るには限度があったりなど、様々な要因が重なっているのだと思う。
そして、こういう状況が続くと「何が何でも確保しろ」とサプライチェーンのいたるところで多重発注が部品でも装置でもうまれ、供給パワーができるころには在庫がダブつき、というのが過去のシリコンサイクル。
サプライチェーンでの在庫把握など、情報技術も使って昔より改善しているのではないかと思うが、最後に発注などをするのは人間。ここ久しく大きいシリコンサイクル来ていないが、どうなるだろうか?
https://newspicks.com/news/6198385
注目のコメント
ランクルは国内よりも世界の需要が圧倒的に多く、他車と比較するのは少々難ありです。が、いずれにしても納期が全般に延びているのは事実です。
ユーザーは自分の代替えタイミングを見ながらクルマ選びをするので、納期が半年も超えてくると、納期の短い車種に需要が向かう可能性はあります。
ディーラーの経営にも影響しますし、中古車需要も増すと思います。実際、中古車、中でも高年式車の価格は上がっています。
メーカーの業績にも影を落としそうです。半導体不足だけでなく、東南アジアでのコロナの影響でワイヤハーネス類も不足しています。
SUVに受注が集中する理由のひとつは残価設定ローンです。納期が長いからと増産すれば将来の中古車相場が下がり、前提が崩れてしまいます。おそらく半導体やワイヤハーネスが復活してもSUVが即納とはならないでしょう。